46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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辞めた会社はどうしてる?果たしてコロナは想定していたのか?のハナシ

長年、スイミングスクールで、お客さんに水泳を教えるコーチの仕事をしています。

19歳でアルバイトから始め、その後は社員になってテキトーに仕事をこなし、それなりに長くやっているおかげで役職を付けてもらい、なんだかんだで現場責任者で課長くらいまでにはなりましたが、なんだか会社が大きくなって考え方が変わっていくことについて行けなくなり、20年以上勤めましたが46歳でスッパリ辞めて、その後はフリーとして、仕事があれば働いている感じです。

 

しかし、そんな仕事もコロナウイルスからの緊急事態宣言で、完全になくなりました。

プール自体は湿度が高いことからウイルスが飛沫しにくいらしく、その点だけを言えば多少は安全なのかもしれませんが、それ以外の場所ではうつる可能性があり、そこに子どもだけじゃなく保護者も集まるわけですから、そりゃあ運営を続けるわけにはいきません。

といってもこれは自分だけの話じゃなく、緊急事態宣言の出た地域のスポーツクラブと名の付くところは軒並み「休館」となっており、そこに勤めるスタッフも自分と同じ状況でしょうね。

もちろん、自分が勤めていた会社も緊急事態宣言の出た地域にある施設は軒並み休館となっており、そこに勤めるスタッフがどうしているかまではわかりませんが、営業はストップ状態になっております。

 

ところで、まだ会社勤めをしていたとき、会社のトップからの勅命で、このような議題について、話し合いと報告を求められたことがあります。

「想定外を失くせ!」

きっかけは何だったか?までは覚えていませんが、たぶん、現場から本社に「想定外でした・・・」みたいな報告が重なったことにトップがブチギレて、そんなら事前に「全ての事を」想定しておけぇぇぇぇぇ!ということになり、そこから全社員が取り組んだことは、鮮明に覚えています。

もちろんその考え方は間違っているとは思いませんが、いつしか方向性がおかしくなり、『いかに想定外のパターンを多く出し、その対策案をたくさん出せるか?』というゲームにすり替わってきて、内容がどうあれ数が多かった現場が優勝!みたいな感じになり、それに辟易としたことも鮮明に覚えています。

 

さて、そんな辞めた会社について、その詳しい内情はわかりませんが、ピンチであることは間違いないでしょう。

緊急事態宣言の出た大阪と兵庫に現場がたくさんあって、その現場が約1ヶ月間営業できず、その間の通常の収入がストップするだけでなく、春休みに行われるはずだった短期教室も開催できないわけですから、その影響は、自分みたいなノミの脳みそでも、大打撃であることがわかります。

 

でね、ふと思ったのですよ。

会社の偉いさんの方々は、この事態を「想定」していたのかな?って。

あれだけ下の人間に「全てのことを想定しろ!」とか「想定外を失くせ!」って言っていたわけですから、ここに来て「コロナなんて想定外だ」とは口が裂けても言えないはずです。

もちろんアレから時間は経っており、世間も会社も変わったし、そのことを覚えている人間も少なくなったでしょうし、逆に、そのことを覚えていたとしても自分みたいに蒸し返してマウントを取ろうとする人間も減ったでしょうから、別に言っても大丈夫なのかもしれませんが・・・

やっぱり、かっこわるいですよね~

 

というわけで、辞めた会社に勤めているみなさま。

いろいろ大変だと思いますが、もし偉い人が「想定外」という言葉を使ったら、決して口には出さない、もしくは口に出しても聞こえないボリュームで、「アホか」と、自分の分もつぶやいておいてください。

ヨロシクお願い致します。

 

ま、あの人は『ただでは転ばない人』ですから、大丈夫でしょうけどね。

 

たぶん・・・

 

 

でわ、股!!