ネットニュースを見ていたら、こんなのがありました。
お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(55)が28日、自身のツイッターでつぶやいた意味深なコメントが反響を呼んでいる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190528-00000142-spnannex-ent
めちゃめちゃファン!ということもないけれど、それでもやっぱりこの人の才能は凄いと思っているので、「どんな発言内容?」と気になりました。
で、ツイッターを見てみると、このような発言でした。
出来ることを何回続けても出来ないことが出来るようにはならないよ。
— 松本人志 (@matsu_bouzu) May 28, 2019
筋トレとか人生とか。
なるほど。
勇気を持って新しいことに挑戦するが大事。ということを説いていると自分は受け止めました。
なので、これに対して、一部の方がいちゃもんをつけているのはいつもの事として、賞賛する声が多いのも理解できますし、自分に照らし合わせてみても、頷ける言葉です。
ただ、ちょっとだけ、子どもに水泳を教える仕事をしている人間として、「ん?」となりました。
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出来ることを繰り返すことで「当たり前」になる
最初に触れておきますが、松本人志の発言には「筋トレとか人生とか。」とありますので、「スイミングの話なんか知らんがな!」と言われそうな気もしますが、まぁ、そこは「筋トレ」という、ほんの小さな取っ掛かりだけで、押し通したいと思います。
で、例えば、まだ泳げない子どもの場合、いきなり泳がせようとしても出来ないので、それに近づくための「出来ること」を繰り返します。
詳しく書くと長くなるので割愛しますが、例えば、台の上に手を付いて、泳いでいる姿勢(ワニと呼ばれることが多い)を取ることで、出来ないことである「泳ぐこと」の擬似体験をさせたりします。
そういう「出来ること」を繰り返すことで、それが当たり前になります。
今までやってきたことが「当たり前」だから「出来ないこと」に挑戦できる
ひたすら「出来ること」を繰り返していると、それが当たり前になり、体にも心にも余裕が生まれます。だって、当たり前だから。
で、そうなると、同じくらいの年齢の子どもが泳いでいるのを見たり、「もっとコーチから褒められたい!」とか思ったりして、さらに難しいことに挑戦する気持ちが芽生えます。
この「挑戦する気持ち」が松本人志の言いたいことでは?
最初に紹介した松本人志の言葉を、自分は「勇気を持って新しいことに挑戦するが大事」と受け止めました。
なので、挑戦することが大事なわけですが、その挑戦をするために必要なのが、「心や体の余裕」であり、それを生むためには、出来ることの繰り返しが必要なのでは?と思うのです。
そして挑戦することで出来るようになり、さらにそれを繰り返すことで当たり前になり、もっと難しいことに挑戦できるようになる。という考え方です。
ま、「揚足取り」なのでしょうね
いや、松本人志の発言の意味(意図?)は「出来ることばかりやっていてもダメだよ」ということであり「挑戦することが大事」だと受け止めています。
しかし、「じゃあ、挑戦するためには?」となった場合、自分には「出来ることを繰り返す」つまり「出来ることをする」しか思い浮かばなかったのです。
そりゃあ芸能界で天下を取り、「天才」と賞賛される松本人志くらいになれば、挑戦することくらい当たり前なのかもしれませんが、こちとら一般人としては、そう簡単なことではありません。
なので、松本人志の言っていることを否定するつもりはないけれど、「ん?」というのがどうしても消えなくて、その勢いのまま書いてみました。
なので、これを「揚足取り」と言われても仕方がないと思っておりますので、あしからず。
でわ、股!!
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