先日、とある本を買いました。
YouTubeに関する本で、自分には縁遠い分野の動画で成功した人が書いていて、成功までの道のりとか理論や考え方を紹介してくれているのですが、この本を自分のブログで紹介する気にはなれません。というか、まだ全部読めていません。
その紹介しない、及び、ページをめくる気になれない理由は簡単で、そこに書かれている基本的な考え方が【炎上商法】であり、その考え方が嫌いなので紹介する気にはなれない。というわけです。
もちろん、ちゃんとした役に立つ情報もあるので、「完全否定!」というわけではないのですし、本を書いた人は「炎上商法じゃない!」というかもしれませんが、読んだ自分がそう思っているので仕方がありません。
そして、この本には「アンチを増やすことで儲かる!」的なことが書いてあり、「批判的な意見をいう人間が増える方が儲かる!」という考え方なので、ここで紹介して「この本はダメだ!」と書いたところで逆効果であり、まさに手の平で転がされることになるので、やっぱり紹介しません。
かといって何も書かないと何も伝わらないので、変な感じになるかもしれませんが、書いてみます。
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炎上商法しか成功しない時代なの?
確かに【炎上商法】は儲かるのでしょう。
しかも、手っ取り早く。
そのことを否定するつもりはありません。
現に自分もYouTubeをやっていますが、ある程度まで視聴者が増えたところで止まってしまい、今ではチーターこと水前寺清子の歌のように「三歩進んで二歩下がる」状態です。(調子に乗っていた時期が恥ずかしい・・・)
つまり、この本の中に「普通が一番の悪」と書かれてあるように、普通にやっている自分より、悪目立ちしている方が目立って儲かるのは、骨身に沁みてわかります。
しかし、そうなったら、より目立つためにもっと悪いことをするようになり、どんどんエスカレートしていくのでは?と思うのと、それで感覚が狂っていって、世にいうバカッターみたいな人が出現するのでは?と思うのは、おっさんだからでしょうか?
そして、アレ?そんな世の中でしたっけ?とも思うのです。
普通に真面目にがんばっているだけじゃダメなことはわかっていますが、その方向性を変えないと成功しない世の中になったのですかね?
ヒールとベビーフェイス
「炎上商法と同じ」とまでは言えませんが、自分の好きなプロレスには「ヒール」という存在がいます。
ヒールが悪役を演じてベビーフェイスが良い役を演じ、それで観客をヒートアップさせたり溜飲を下げたり感情をコントロールして、それでお客さんに「また観たい!」と思わせています。
しかし、自分はプロレスが好きですが、このヒールとベビーフェイスの関係があまり好きではありません。
というのは、ヒールはあくまでも「役」であり、本当はその人は良い人だったりすることが多く、その裏側を知っているだけに「無理して演じているんだろうなぁ~」とか思ってしまい、それほど感情移入することがありません。
「それって本当にファンなの?」と思われるかもしれませんが、別に普通にプロレスの技術を競うだけ、鍛え上げた肉体をぶつけ合うだけで楽しめますし、普通の人間にはできない飛び技を見れるだけで、十分満足なはずです。
そうなると、そこに入ってくる、こっちが憎まれ役でそいつをやっつける正義の味方がいて、みたいな部分は自分にとっては余計であり、そっちが主軸になるなんて、もってのほかです。
こんな考え方をしているから、炎上商法には否定的です。
最後に
人の感情をコントロールすることに対して否定はしませんし、どちらかといえば好きな方ですがが、それが「怒り」とか「イライラ」という感情であれば、どこに必要があるのかが理解できません。
もちろん儲かる方が楽しいですし、目立つのも嫌いではありませんが、それとこれとは別な気がします。
どうせなら「楽しい」とか「うれしい」や「切ない」など、揺り動かされて出てくるエネルギーが小さいかもしれませんが、そっちの感情を揺り動かせる方が、やってて楽しいと思うのですが、どうなんでしょうね。
たぶん、「甘いんだよ!」とツッコミが入りそうな気もしますが、それでもその方が、自分は好きですし、そんな強いメンタルは持ち合わせておりませんので・・・
でわ、股!!
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