46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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スイミングスクールの迷信?「風邪?プールに入ったら治る!」のハナシ

風邪を引きました。

正確には「風邪」という病状はなく、喉あたりに炎症が起こっており、咳が止まらなかったり喉がイガイガして、朝起きると末期色、いや、真っ黄色の鼻水と痰がドバーっと出てきます。

しかし、幸いにもそれくらいの症状なので、喉飴を舐めながら水分を多めに摂って、自分なりに安静にしていれば、そのうち治るでしょう。

で、風邪になってふと思い出したのですが、スイミングスクールでコーチの仕事をやっているときに、こんな言葉を先輩コーチから聞いたことがあります。

「風邪?そんなもんプールに入ったら治る!」

 

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これだけを聞くと、「風邪を引いたスタッフを無理やり働かせるなんて!どんなブラックな仕事なんだよ!」と思われるかもしれませんが、実は風邪を引いているのは先輩コーチで、自分が心配して声をかけたときの返事がこれです。

スイミングスクールのコーチの仕事はちょっと特殊で、誰かが休んだ場合、その穴をみんなで協力して埋めるというやり方が難しく、開いた穴は誰かが塞がなければなりません。

もともとアルバイトスタッフの欠勤が出ていて、そこに急に体調を崩したアルバイトからも欠勤の連絡が入り、いまから代理のスタッフを探しても間に合わない場合、そこにいる人間だけで現場を回さないといけない場合があります。

明らかに風邪の症状が見られる先輩コーチですが、他に手がない状況ですので、誰もちゃんと止めることができず、せめてもの気持ちで「大丈夫ですか?」と声をかけるのが関の山です。

で、それに対して先輩コーチが「風邪?そんなもん・・・」になるわけです。

 

ただ、当たり前ですが、スイミングスクールのコーチの仕事はプールという、体温よりは低いですが、温水の中で行われる仕事です。「低めのお風呂」というのは無理がありますが、そんな感じです。

しかも水の中では体重が10分の1に感じられる状態となり、布団で横になるのと同じくらい、体は軽く感じられます。

そして、プール内は湿度がタップリですから喉には良いですし、例え鼻水や痰が出ても、排水口に捨てることが簡単にできます。

いや、もちろんそんなことで風邪が治るわけではないですし、「ただ紛れるだけ」なのはわかっているのですが、風邪を引いているからといってデスクワークをしているよりも、プールに入って子どもとワーキャーやっているほうがマシ。ということなんでしょうね。

 

というわけで最後にもう一度書いておきますが、あくまでも昔の話であり、決して推奨される内容ではありません。

ただ、この先輩コーチのセリフに対し、自分は「スゲー!カッコイイ!」と思いましたし、自分が先輩の立場になったときは吐いてみたいセリフでした。

しかし時代は変わってしまい、「体調不良で働かせるような仕事はブラックだ!」と叫ばれるようになりましたから、なかなかそんなチャンス(?)は巡ってきませんでした。

 

というわけで、ちょっと横になってきます。

(さすがにプールには入りません・・・)

 

でわ、股!!

 

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