46歳で20年以上勤めた会社を辞めて、その後いろいろあって、再び同じ仕事(スイミングスクールのコーチ)で働き始めたのが、約1年前、全く初めての土地、初めてのお客さん、初めてのスタッフと、全てが初めて尽くしで、いくら30年近くの経験を持つ自分でも、緊張していました。
そんな緊張する現場で最初に仲良くなったのが「彼」であり、年齢でも仕事の経験でも自分の方が上なのですが、職場では先輩として接して、一緒に酒を飲む関係にもなりました。しかし、「彼」はアルバイトから社員にバージョンアップする道を選び、社員になる代わりに大都会に行く条件を飲み、現場を離れて「しばしのお別れ」をしました。
その「彼」には「彼女」がいて、その「彼女」も同じ現場で働くスタッフで、自分と同じくお酒が好きで、飲みに誘ってくれたことがあり、大変嬉しかったです。そんな「彼女」も「彼」を追って大都会に行くことになり、「しばしのお別れ」となりました。
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そしてまたひとり、緊張した時期を支えてくれたスタッフが、現場を去ることになりました。
彼の名は「ウメさん」。
本業は大学生のアルバイトで、大学卒業と同時に就職することが決まっており、それでアルバイトも卒業することとなりました。
自分と一緒に働く最後の日、わざわざ「ウメさん」の方から挨拶に来てくれて、少しばかり思い出話をする時間が生まれました。
自分としては、最初のころの緊張をほぐしてくれたありがたい存在であり、またひとりそういう関係のスタッフが現場を去るのは非常に寂しいこと。そして、誰にでも出来るかもしれないけれど、誰もがやりたがらない地味な仕事を、黙々とこなす存在がいなくなることは、現場にとっては痛手になると伝えました。
そして、それを聞いた「ウメさん」からは、一緒にクラスを担当したときの感想を聞くことが出来ました。
「ニシオカさんと一緒に仕事をしたとき、「こりゃ自分には無理だ・・・」と思いましたよ」
そりゃあ30年近く同じ仕事をしてきた人間としては、それぐらい出来て当然なのですが、面と向かってそう言ってもらえるのは、素直にうれしいもので、思わずニヤニヤしてしまいました。
そして最後は固い握手を交わし、またいつか再会することを約束して、しばしのお別れをしました。
今後「ウメさん」は全く違う業種の仕事にするために、かなり大きな会社に勤めることが決まっているので、よほどのことがない限り再会することはないかもしれませんが、今後の人生の楽しみがひとつ増えたような感じがしています。
というわけで「ウメさん」、本当にありがとうございます。
面と向かって言えませんでしたが、アナタの「年上を気持ちよくさせる能力」は、きっと就職が決まっている大きな会社でも生かされることでしょう。(もちろん良い意味で)
そういえば、お付き合いしている、いつ結婚していてもおかしくない彼女さんも、年上だったような・・・
そのスキルを生かして偉くなって、いつか飲みに連れて行ってくださいね。
でわ、股!!
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