嫁は君の名は。が見たいようです
まいど!マスクド・ニシオカだす。焼酎はアカンねん。
今週は敬老の日と秋分の日とカレンダーに祝日が続きました。仕事をしているときは祝日が関係のない現場でしたので、祝日に対して何の恩恵も感じません。さらに退職した今となっては、毎日が休みであり祝日どころか曜日の感覚も失いつつあります。海上自衛隊が毎週金曜日にカレーを食べるのが何となく理解できます。
しかし、うちの嫁は祝日が休みとなる会社にお勤めですので、嫁が休みとなれば「あぁ祝日なんだ」とわかります。
そんなうちの嫁は、運動は苦手で体力があるわけでもないのに、外出するのが大好きで旅行に行きたくて仕方がない人で、ウインドーショッピングが大好きです。対して自分は、子どもの頃から水泳をたしなみ、体力にも自信がありますが、外出があまり好きではなくて、旅行もウインドウショッピングも苦手です。なんで、こんな2人が結婚したのか?自分たちでもよくわかっていません。
そんな嫁から、意外な提案が出ました。
話題の映画、『君の名は。』を観に行きたい。
3連休にどこにも行かず、祝日に嫁から出たこの提案に乗らないわけがありません。行きたい!という意味ではなく、行かないとまずい!という意味であります。ショッピングモールにある映画館に向かい、昼食と映画鑑賞と買い物をすることで、3連休にどこも行かなかったことをキレイさっぱり忘れてもらおうと・・・甘いですか?
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嫁はトンカツが食べたいようです
昼前に家を出て、ショッピングモールでまずは映画のチケットを買って席を確保し、昼食に向かいます。嫁の希望は『トンカツ』ということですので、ショッピングモールにあるトンカツの店に向かいます。
どうせなら腹いっぱいトンカツが食べたくなった自分は、『特大ロースカツ御飯』を注文しました。
わかりづらいですが、トンカツが横に半分にカットされているのが、トンカツの大きさを表現しています。トンかツの厚さも十分で美味しくいただきました。
嫁は君の名は。を見て泣かなかったようです
まず、特大トンカツをたべて御飯をおかわりして嫁が食べきれないのも食べちゃうと、どうなるか?眠たくなります。危うく本編を見逃すところでした。当たり前のことですが、みなさんはお気をつけください。
さて、映画を見た感想ですが、まだ見ていない人もいると思うので、出来るだけネタバレにならないように書いてみます。
率直な感想として面白かったです。ちょっと泣きそうになりました。いや、ちょっと泣きました。物語としては、距離と時間に阻まれた男女2人が、会いたいけど会えない!という距離感をラストまでずっと保つ健全なラブストーリーです。
簡単にイチャイチャしないしチューもしません。会ったこともない、見ず知らずの異性のことがだんだん気になって、相手のために努力して、相手のことを考えるだけで涙が出てくるようになる。そんな恋愛の楽しみというか「あ、自分はアイツのことが好きかも」と気持ちが変化していくのに気がついていく、というようなことが上手く表現されています。
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こういう設定を何て言うんですかね?人の中身が入れ替わる。おっさん世代で言えば『転校生』という映画がありましたが、男女が入れ替わることで巻き起こるドタバタは軽めに表現されていて、それがこの映画のメインでないことは、ちゃんと教えてくれます。
後半、というかラストに近いところで、ちょっとだけ観客を置いていくような展開になります。きちんと考えればわかるのですが、それまでに夢と思っていたり過去や未来ということが表現されていますから、訳がわからなくなります。しかし、ラストで強引にまとめて解決するのですが、その部分だけはちょっと「ん?」と思いました。
今の時代、アニメの画がキレイなんていうのは当たり前のような気がしますが、それでもキレイでした。アニメである以上、出演者の演技力は関係なく、表現力だけが試されると思うのですが、アニメ映画を劇場で見るなんて、もう子どもの頃以来なのでよくわかりません。ただ、おっさんの涙がちょちょぎれたということは、表現力十分だったのでしょう。
君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)
- 作者: 加納新太,田中将賀,朝日川日和,「君の名は。」製作委員会,新海誠
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/07/30
- メディア: 文庫
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あと、個人的なポイントとしては、あるシーンでファミコン本体がこっそり登場します。ファミコン版のウィザードリィ#1をやりたいおっさんとしては、テンションが上がりました。全く映画の内容には関係していませんが、おっさんとはそういうものなのです。
それと、これも個人的なことですが、音楽についてはもうひとつだと感じました。が、これはおっさんなので仕方がないのかもしれません。映画を見たあとに嫁さんと音楽のことを話したのですが、嫁も「最近はこういうのがいいんじゃないの?」という答えでした。
最後に
映画のタイトルである『君の名は。』にはちゃんとした意味があって、それがテーマ(?)となってきます。これはちょっとネタバレになりますが、いつか、この映画がTVで放映された日に、自分はこの映画のストーリーや登場人物のことを覚えているのだろうか?忘れているのだろうか?なんて思いました。
しかし、この映画を見た嫁が泣かなかったことだけは、忘れないでしょう。きっと。
でわ、股!!