久々に映画を観ました。
そもそもジム・キャリーのことがそれほど好きではなく、なんだか顔の演技が凄すぎて、わざとらし過ぎて、何となく避けていて、彼の映画は「マスク」依頼ほとんど観ていません。
それでも観たのは「無料」というキーワードと、最近インプットする時間が少ないと感じたからで、要するに「タダで映画を観て、ブログのネタにしよう」ということです。
そもそもこの映画の評判はどこかで耳にしていて、なかなか面白いと聞いていましたので、何となく「保証付き」という感覚で観ました。
簡単なあらすじ
これまで「ノー」と言い続けてきたカール(ジム・キャリー)が、このままではいけないと、「全てにイエスを!」というセミナーに参加し、それで人生が好転し始めます。ところがひょんなことからどんでん返しが起こり始め・・・
簡単な感想
面白かった!
もちろん映画の中の話ですから、「そんな上手い話あるかいな~」と思わずにはいられないのですが、現実の世界でも「何事も肯定的に捉えよう」という考え方を広めようとすることで支持される人(もしくは集団)が存在するわけですから、あながち全然外れているわけではありません。
あと最後まで安心して観ていられる内容で、しっかりと回収される伏線と、さらにはほんわかとしたエンディング、そしてスタッフロールが始まってからのオチ(?)、全てが安心して観られます。
ちょっとだけ深い感想
映画内でいくつかの映画(ソウ、300(スリー・ハンドレッド)、ハリー・ポッター)が出てきます。それに対して深いメッセージがあるわけでないとは思うのですが、詳しくはわかりません。
例えばソウの有名なシーンで、ゴードン医師が自分の足をギコギコするシーンがあります。主人公(ジム・キャリー)が、これを観ながら「半分切れてんだ、あとは折れ」と言い放つシーンがあるのですが、これって深読みすると、ディスっているのでしょうかね?
あともうひとつ気になったのが、主人公が行き先を決めずに旅行するために空港を訪れて、カウンターで「次の便で行けるところ」で決まったのがネブラスカ州リンカーンなのですが、その後いろいろあって、こんなシーンとなります。
ヒドイ・・・
アメリカの地理に詳しくない自分には、このリンカーンという土地がどのようなところか全くわかりませんが、そこまで言わんでも・・・
逆に興味が沸いたので、グーグルマップでじっくり観てしまいました。
確かに、航空写真で観るとわかるのですが、一軒家がズラ~っと並んでいて、まるでシムシティー(今はCities: Skylines?)のようですので、観光するところではないかもしれませんね。
さらに深い感想
なんだか日本で「イエスマン」というと、会社の上司にゴマをすりながら生きようとする企業戦士みたいな感じですが、この映画の中では、人生における全ての場面で否定という行動をやめ、どんなことでも肯定的に捉えることで人生を刺激的に謳歌しよう!という感じで、日本だと会社的な感覚ですが、この映画の中では宗教的な感覚で捉えられています。
結局ラストでは、言葉の呪縛から逃れることが出来た主人公が、「イエスマン」を逆手に取り、ちょっとだけスッキリして終わるのですが、そこには主人公のように目覚めることのない人がたくさんいて、ここは皮肉っているのかもしれません。
ネガティブか?ポジティブか?そのどちらが良いかどうかなんて、誰にも決められないですし、誰にもわからないのですが、やっぱり何でもやりすぎはダメ!ということでしょうね。
2018年10月24日まで無料
前述しましたが、今ならGYAO!で無料で観れます。
字幕版と吹替版があって、気になった自分は両方観たのですが、吹替版だと会話の内容がわからないシーンがあるので、もし観るなら絶対に字幕版をオススメします。
でわ、股!!
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