46歳で退職してブロガーになってみた

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またひとつ探偵ナイトスクープに名作が加わったハナシ <母の思い出の味>

先日(2018/8/24)放送された「探偵ナイトスクープ」で、またひとつ名作が生まれました。

 

依頼内容(内容は要約しています)

子どものころ両親が離婚し、母が女手ひとつで育ててくれたが、仕事を掛け持ちして朝から晩まで働きづめだったので、母の顔を見ることはほとんどありませんでした。

しかし、月に3度ほど、近所にあったラーメン屋に行って、美味しいラーメンを食べながらゆっくりと会話できるのが、唯一の家族の幸せの時間でした。

あれから30年、母にガンが見つかり余命半年から1年と宣告されました。そんな母に思い出のラーメンを食べさせたいのですが、そのラーメン屋さんは今はもうありません。

どうか母に思い出の味を食べさせてあげたいので、当時の店主を探し出し、あのラーメンを再現してもらえないでしょうか?

 

もう、この時点で泣けてきます・・・

 

少し前に放送された探偵ナイトスクープ30周年記念で、視聴者が選ぶベスト10が選ばれましたが、見事1位に輝いたのは、感動モノである『23年間会話のない夫婦』でした。

探偵!ナイトスクープ30周年 視聴者が選ぶオールタイムベスト10<前半編> - 働けおっさんブロガー

探偵!ナイトスクープ30周年 視聴者が選ぶオールタイムベスト10<後半編> - 働けおっさんブロガー

この『23年間会話のない夫婦』については、23年間一緒に生活しながらも会話のない夫婦の驚きの理由と、それを見事に解決するという感動作品で、探偵ナイトスクープ30年の歴史の中で1位に選ばれるだけの超感動作品なのですが、今回の『母の思い出の味』も、それに負けず劣らずの感動モノだったと思います。

 

さて、依頼を受けた真栄田探偵は、見事解決するのでしょうか?

 

まず、依頼者からの情報で「ラーメン屋の店主(以下、大将)は、現在北海道の旭川で陶芸家をやっている」ということがわかります。

その情報を頼りに北海道に向い、陶芸家が集まる集落を訪ねると、意外とアッサリ大将の居場所が判明し、約30年ぶりに再会を果たすことになります。

大将に話を聞くと、何の修行もせずに始めたラーメン屋をやっていたのは10年間で、10年で店を閉めたのは、田舎暮らしに憧れたからだそうです。

それから28年、一度もラーメンを作っていないという大将にすべての事情を説明し、なつかしの味を再現してもらうよう依頼しますが、大将は「同じものはできない」と断ります。

それでも諦められない依頼者は、頭を下げて頼みます。

すると横にいる大将の奥さんが、こう言い放ちます。

「お父ちゃんが作ったら、お父ちゃんの、画竜軒(当時の店名)のラーメンになるんやわ。きっと魔法がかかる。行っといで」

この言葉に大将が「ハイ」と小さく頷き、依頼を受けてもらえることになりました。

 

この大将の奥さんのひと言が、素晴らしい!そして泣ける!

 

いよいよラーメン作りとなりますが、店のあった場所は病院になっており、利用することはできません。そこで当時常連客だった子どもが近所でラーメン屋をやっているということなので、その店を探します。

その店は、大阪では有名ラーメン店である『鶴麺』で、残念ながらオーナーは仕事で海外にいましたが、連絡を取ると大将のことは覚えていて、大将のためなら、と気前よく厨房を借りることができました。(ただし、弟子の店長に大将の作り方を盗ませる約束で・・・)

次にラーメンの材料が必要となりますが、これも当時材料を仕入れていた店を訪れて着々と準備が進みますが、麺だけは会社が潰れており、別の製麺会社に事情を話して機械を動かしてもらい、大将の望みどおりの麺を手に入れることができました。

 

さぁ、いよいよ思い出の味の再現!しかし28年ぶりで大丈夫か・・・

 

本人の心配をよそに、ラーメン作りは順調に進んでいきます。

あのとき10年間やってきたことは体に染み付いており、28年ぶりでも問題ありませんでした。

依頼者が家族と食べたのはコチュジャンを使ったラーメンで、それにコーンをトッピングした『コーンコッチ麺』がお気に入りでした。

依頼を受けて北海道から大阪にやってきて、常連客だった子どもがやっている店の厨房を借り、事情を知った、かつて材料を仕入れていた店の方々の応援と、ラーメンの作り方を盗むようにいわれた店長の目線を背に受けながら、3日かけてスープが完成し、いよいよ、何も知らされていない依頼者の母を迎えます。

 

果たして母は、思い出の味に気がつくのか!?

 

依頼者と母親、そして妹の3人が店に入ります。

大将を見てもまだ気がつかない母親でしたが、ラーメンの作り方を見て「画竜軒と同じような材料・・・」と思い出のラーメン店の名前を出します。しかし、まだこの時点では大将本人であることは気付きません。

そしてラーメンが完成し、大将が「じゃあこれ、画竜軒のコチュジャンです」とカウンターに出したその瞬間、依頼者の母親の顔がパァーー!っと明るくなり「画竜軒知ってるの!?」と聞きます。

それに大将が「ぼくやってました」と応えますが、まだ状況が理解できない母親。そこで依頼者が大将本人であることを説明し、母親は感極まります。

肝心のラーメンの味はやはり美味しく、残念ながら今日一日限定の味となりましたが、依頼者から「長生きしてね」の言葉に「がんばります」と力強く応えて、依頼は見事達成されました。

 

感想など

いや~泣きました。

この記事を書くために何度か観返しているのですが、それぞれで泣きました。

VTRが流れた後、局長である西田敏行さんが「これ、映画になるぜ」と仰っていましたが、確かにそれくらいドラマチックな内容で、奇跡とも思えるような展開でした。

さらにこの記事を書くためにいろいろ調べていると、大将である速見登稔さんのツイッターを発見し、驚愕の事実を知りました。

 

 

また涙が・・・

 

でわ、股!!

 

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