なかなか美味しそうな、お肉でしょ?
京都でそこそこ有名な焼肉屋のオーナーが、「これは特別なやつ」と自信を持ってオススメしてくれた上に自ら焼いてくれたハラミですから、もちろん美味しかったです。
そして画像にちょこっとだけ写るビール。こちらも久々のアルコールで大変美味しかったのです。
自分は痛風持ちでビールはあまり良くないし、しかも会社を辞めて収入が激減していますから、そう簡単には焼肉なんて食べれれない身分であり、そもそも嫁さんも肉より野菜派の人なので、焼肉&ビールという最強タッグは、我が家では稀少となっています。
なのに、この美味ししそうなハラミを食べて冷えた生ビールをたらふく飲んだのには、そうせざるを得ない(?)理由があったのです。
今回は、そんなお話です。
久しぶりのビール
痛風の発作が出ていたので、しばらくビールから遠ざかっていました。
実際にはビールが痛風の全ての原因というわけではないと思っているのですが、発作の痛みがある以上、原因と考えられるモノは避けるべきで、自分が痛いのもありますが、それ以上に嫁さんに迷惑をかけている部分もあるので、自重していました。
それでも以前は会社の飲み会など「ビールを飲まなければいけないとき」がくれば飲んでいましたが、さすがに会社を辞めてノンビリ生活をしていれば、そういうことはありません。しかしこのたび、その「ビールを飲まなければいけないとき」が久々にやってきたのです。
久しぶりのホルモン
もともと嫁さんが肉より野菜派なので、よっぽどのことがない限り焼肉を食べに行くことがありません。さらに自分が会社を辞めて収入が激減(というか、ほぼゼロ)したことで、自分から「焼肉が食べたい!」と言うこともありませんでした。
さらにホルモンといえば肉が平気でもこっちはダメ!な人が多く、当然嫁さんもわざわざホルモンを食べることはありません。しかし前述した「飲まなければいけないとき」と同じように、嫁さんにとって「ホルモンを食べないといけないとき」がやってきたのです。
久しぶりの兄ちゃん
自分の父親の姉の子ども、つまり従兄弟のことを「兄ちゃん」と呼んでいます。
兄ちゃんは自分よりひとつ年上で、大手ビールメーカーの営業の偉いさんで、現在は仕事の都合で家族とともにUSAに住んでいるエリートですが、小学生のときから遊んでいたり、兄ちゃんの弟と自分の妹が加わると4人が年子で並ぶことの親近感もあり、自分にとっては身近な存在です。
その兄ちゃんからLINEが送られてきて、「会議のために帰国するから会わないか?」と連絡がありました。兄ちゃんがアメリカに渡ってから約2年ぶりの帰国であり、それまでも東京で働いていたので、会うのは3年ぶりとなります。
もちろん断ることもなく、向こうの都合に合わせて兄ちゃんのお気に入りの京都の焼肉屋で会うこととなりました。つまり、これが自分にとっては「ビールを飲まなければいけないとき」であり、嫁さんにとっては「ホルモンを食べないといけないとき」です。
楽しい時間はあっという間
久しぶりのビール
久しぶりのホルモン
久しぶりの兄ちゃん
しかもその店のオーナーと兄ちゃんは30年来の付き合いで、大手ビールメーカーの営業以上の関係性というのが、見ているだけでわかります。
そんな関係なので、オーナーが特別な肉を運んできてくれたり、注文していないのにキムチが出てきたり、店を挙げての歓迎ぶりで、こちらも気持ちよく飲んで食べて飲んで食べて飲んで食べて・・・
気が付けば、いつの間にか兄ちゃんが泊まるホテルに向うためにタクシーを停めていて、自分と嫁さんがそれを見送るシーンまで一気に飛んでしまいます。
結局3年ぶりに会った兄ちゃんと何をしゃべったのかよく覚えていませんが、嫁さんが怒っていなかったので、とりあえず大丈夫なのでしょう。
兄ちゃんが言った「あと7年」
翌日も「アレ?何を話したのだろう?」と思ったとしても、それを嫁さんに聞くと「また覚えてないの?」と返されるのがオチなので聞かず、それでも軽い二日酔いとアゴの痛みで、「いっぱいビールを飲んで、たくさん肉を食べたんだなぁ~」と楽しい時間を振り返りました。
ただ、兄ちゃんが「定年まであと7年」と言ったことだけは覚えています。
話によると、兄ちゃんが勤める大手ビールメーカーの定年が57歳となっていて、今年50歳となる兄ちゃんはあと7年とちょっとで定年となるそうです。
これまで30年近く、自分が愛するビールメーカー一筋で働いてきたけれど、それがあと7年で終わってしまうと思うと、それからどうしようか?と考えることが増えたそうです。
兄ちゃんに会社を辞めたことは言ってない
それに対し、2年前に会社を辞めて、先に「それから」を体感している自分としては、先輩としてレクチャーをして差し上げようかと思いましたが、言ったところでどうにもならないので、まだ黙っておくことにしました。
そして7年後、兄ちゃんが定年を迎えて、それをお祝いする場を設け、そこで「実はね・・・」とドッキリを仕掛けることを楽しみにしたいと思います。
でわ、股!!
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