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南海キャンディーズ山里亮太の『天才はあきらめた』を読んだハナシ

時間を潰したいけれど、どうしても無駄金を使いたくない!という状態で手に取ったのが、この本です。

天才はあきらめた (朝日文庫)

天才はあきらめた (朝日文庫)

 

この本には山里亮太が小学校5年生のときにテレビ番組の子役オーディションに応募したときから、2018年の2月に行った単独ライブまでの出来事が書かれていて、簡単にいえば自伝みたいなものなのですが、それ以上に「いかに山里亮太が天才か」が描かれています。

もちろんタイトルにあるように、当の本人は「自分は天才じゃない!」と言い続けているのですが、ネタを考えるため、人から言われたことを忘れないため、さらに人から言われた悪口の仕返しをするため、そしてその根本としてモテたいためにノートに様々なことを書き続けて、気がつけば何十、いや何百冊にもなるようなパワーを持ち続けているだけで十分な天才なのでしょう。

さらに最初の芸能活動といえるであろう、子役オーディションでのやりとり「毛深くて悩んでいる女の子にアドバイスしてあげて」という質問に対して「贅沢言うな! うちのじいちゃんには何もないんだぞ」という答え、これを天才といわずに何というのか?

もちろんその答えに行き着くにはちゃんとした理由があり、母親という偉大で身近な人物の存在がその理由なのですが、それも天才が生まれる要素のひとつと言ってしまえば、何も不思議なことではありません。

 

さらにもうひとりの天才である若林正恭(オードリー)が書いた巻末の解説がこれまた面白く、のちに「たりないふたり」という番組でコンビを組むことになる2人が、どのように出会い意気投合するか、そして山里亮太という天才に対して嫉妬して、自ら(オードリー)の漫才の内容を変えていたことなども、読む価値ありの内容だと思います

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

 

 

ただひとつ、この本の救いは、山里亮太が南海キャンディーズを結成して、相方のしずちゃんに感謝するようになるまで、それまでに組んできたコンビの相方すべての人を上から目線で見下ろして、ひたすら無茶苦茶な指令を出し、最終的に人間としてギリギリの精神状態になるまで追い込む、凄まじいまでの最低人間っぷりが書かれていることです。

最初に組んだM君、足軽エンペラーの富男君、そしてみなさんご存知しずちゃんこと山崎 静代。すべての人に呪い殺されても仕方がないくらいのゲスな行動の内容が書かれていて、そこだけ読めば胸クソ悪い内容なのですが、それで何となくバランスが取れているような気がします。

嗚呼、やっぱり人間には長所と短所があるのだな~と。

 

もともと天才である人がこれだけ努力をしているのであれば、本当に普通の自分なんかどうすればいいのか?

何にも答えは出ませんが、「継続は力なり」という言葉を信じ、せめてキーボードを叩き続けてブログの更新だけは絶やさないようにしたいと思います。

天才はあきらめた (朝日文庫)

天才はあきらめた (朝日文庫)

 

でわ、股!!

 

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