朝、目が覚める。
起きようとすると、台所から食欲をそそる匂いが漂ってくる。
食卓を見るといつもは簡単なメニューなのが、今日はやけに豪勢な朝食が並んでいる。
「おはよう」に対して「おめでとう」
そうだ、今日は自分の誕生日だった。
いつもより豪勢な朝食を食べ終えてお腹いっぱいでくつろいでいると、スマホにいくつかメールが届いているのに気がつく。
「お誕生日、おめでとうございます!」
昔一緒に働いていたスタッフからだ。
会社を辞めても覚えてくれているものだなぁと呟きつつ、感謝の返事を返しておく。
昼からは嫁さんと映画(スターウォーズ)を観るために、大型ショッピングモールに行く。
仕事をしているときは毎年この日(29日)まで仕事をすることが当たり前だったので、嫁さんと一緒にノンビリ誕生日を過ごすことが出来るようになったから、本当に仕事を辞めてよかったと思う。
映画を観て、昼食は軽めに食べて、ショッピングモールをぶらぶらしつつ、気になるものを買物して帰宅。
夜は近所で有名なイタリア料理店を、嫁さんが予約してくれている。
お互いの誕生日と結婚記念日の年3回だけだが、この店を気に入って訪れている。
何といっても店のマスターが、その季節に美味いと思うものを、腹いっぱい食べさせてくれるのが楽しみで、金に糸目はつけない。
美味しい料理に舌鼓を打ちつつ、その料理に合うワインを飲んで今日も大満足。
帰り道、ちょっとホロ酔い気分で歩きながら、嫁さんに感謝の言葉を伝える。
「ありがとう、最高の誕生日だよ」
「ウフフフ」
なぁーーーーんてことはナイのです!
ぜーんぶ嘘ばっかりなのです!
豪勢な朝食はマクドナルドの朝マック!
元スタッフからのメールなんて来ません!
観るのはスターウォーズじゃなくてコタツでテレビ!
ローソンをショッピングモールとは言わない!
イタリア料理店は回転寿司!
この話の中で本当のことはただひとつ!
誕生日ということだけです!
わははははははは!
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というわけで、本日(29日)またひとつ歳を重ねました。
普通に書くのもアレだったので、微妙な妄想話を書いてみました。
また来年の誕生日も、このようなくだらないことが書けますように・・・
以上、マスクド・ニシオカでした。
でわ、股!!
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