少し前からニュースで取り上げられているので、ご存知の方も多いでしょうが、このような事件(事故?)がありました。
堺市で今年3月、練炭自殺を装って弟を殺害したとして水道会社社長、足立朱美容疑者(44)が逮捕された事件で、大阪府警は28日、足立容疑者の父親(67)が同日死亡したと発表した。父親は1月、足立容疑者が作った甘酒を飲んだ後に意識不明になっており、府警は司法解剖して関連を慎重に調べる。
概要を簡単に説明すると、この足立さんって方の弟が亡くなって、トイレの入り口をボンドで目張りして練炭を使用していることから自殺と処理されたのですが、弟の嫁が疑問に思い、警察に訴えて再捜査されることになり、次々とおかしな点が見つかって姉が怪しい!ということになって、逮捕されちゃった。という感じです。
これを書いている段階ではあくまでも逮捕されただけで、本人は否定していますので、いかにこの人が怪しいか?なんて書くつもりはないのですが、この人が置かれた状況などをニュースなどで知ると、「あ~、あの本を読んでいれば・・・」とか思ってしまったのです。
絶体絶命でも世界一愛される会社に変える! ―2代目女性社長の号泣戦記
- 作者: 石坂典子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/12/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ニュースなどによると、この足立さんって方は、そもそも父親の経営する水道会社には携わっていなかったのですが、長男である弟が独立して跡継ぎがいなくなり、それで長女である足立さんが引き継ぐことになったのですが、父親からノウハウを教えてもらえるどころか怒られてばかりで反目しあい、しかも会社の成績はガタ落ちとなり、そこに加えて弟が立ち上げた会社は好調で、日に日に恨みつらみが重なった上での犯行だといわれています。
この状況と全く同じ状況というわけではありませんが、産廃業者という男性主体の会社を引き継ぐことになり、父親とぶつかりながらも改革を進め、ついには国からも注目される会社に変えてしまったのが、本の著者である石田さんです。
自分がこの本と出会ったのは、小さい現場ながらも責任者として仕事をしている頃で、とにかく部下をまとめるための知識をを欲していて、手当たり次第にそれっぽい本を探していて見つけた本です。
一度染まった組織の色を変えるのは本当に大変なことで、この本に書かれていることが半分嘘であったとしても、書かれていることに勇気をもらいました。
というわけで、この足立さんがこの本の存在を知っていたかどうかはわかりませんが、読んでいたら、こんなことにはならなかったのかな~と思ったりするのです。
男性である自分にはよくわかりませんが、いくら男女平等だとか言っても、女性が会社組織で上に立つのは大変だそうです。
自分がいた会社でも、その後偉くなっていく女性と仕事の話をしていましたが、よく「女性だと舐められる」とボヤいていました。
ただ、舐められるのが嫌でつっぱっているうちに、今度は引くに引けなくなってしまっているようにも見えてきて、最後は見ていられないほどになりました。
そして、今回逮捕された足立さんが逮捕前にTVのインタビューに応えている姿を見て、その自分の知る偉くなった女性と顔が似ている気がしてならず、なんだか寒気とまではいいませんが、気になって・・・
なので余計に、この本を読んでいればなぁ~なんて思ったのでした。
絶体絶命でも世界一愛される会社に変える! ―2代目女性社長の号泣戦記
でわ、股!!
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