このようなことがありました。
仕事を終えて駅の駐輪場に止めてあった自転車に乗って帰宅する途中、信号を渡ろうと待っていると、これから自分が渡る横断歩道上に車が止まりました。
ちゃんと見ていなかったのですが、きっと信号の変わるタイミングを逃してそこに車を止めることになったのだと思います。
ただ、バックをするスペースは若干空いているのにバックする素振りはありませんし、車内から「やってしまった!」という空気は流れてきません。
比較的大きな交差点で道幅も広く、横断歩道上に車が止まっていても信号を渡ることはできますが、車を避けるためにほんの若干回り道をする必要があります。
しかも車は社用車らしく、企業名がデカデカと書かれています。
このような状況に対し、この車のドライバーにややイラッとしたのですが、かといってわざわざ注意するのも面倒だし、ちょっと避ければいいだけなのでそのまま信号を渡ろうとしました。
すると!
自分と同じ方向から信号を渡っていた、リュックを背負って元気に歩く男性の老人が、「ゴラァ!邪魔やろ!」と怒鳴りながら車のサイドを指を曲げてノックするようにコンコンと叩き、そのまま歩いて立ち去っていきました。
ノックをされた車のドライバーが出てきて口論になることもなく、意味に気がついて車がバックすることもなく、それ以上は何も起きませんでした。
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で、ここからは完全に個人の感想及び妄想です。
確かに老人のやったことはわかります。横断歩道上に車を止めて迷惑になっている状態にも関わらず、バックさせるでも車内で慌てるそぶりもなければ、そりゃあイラッとしても仕方がありませんし、現に自分もイラッとしましたからね。
しかしそもそもそれがわかるドライバーであれば 、老人のノックに対し意味を理解して次はないように心がけますが、わからないドライバーにやったところで「はぁ!?何このジジィ!老害じゃんよ!」とキレて終わりのような気がします。
もしかするとドライバーはその怒りをぐっと堪えて会社に戻り、溜まったストレスを部下にぶつけるために、無理やり仕事を押し付けているかもしれません。
無理やり仕事を押し付けられた部下は残業をすることになり、本当は行く予定だったおじいちゃんの誕生日会に行けなくなりました。
自分の誕生日に大好きな孫と会えなかったおじいちゃんは悲しみ、孫の勤める会社を逆恨みします。
そんなときに自分が渡ろうとしている信号に孫が勤める会社の車が、しかも横断歩道上に止まっています。
ここで会ったが百年目、この恨みはこうしてやるわ!と、注意という名目で「ゴラァ!邪魔やろ!」と怒鳴りながら車のサイドを指を曲げてノックするようにコンコンと叩き・・・
あれ?
何のハナシでしたっけ?
でわ、股!!
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