一日が終わり、人々が家路へと急ぐころ
俺の一日は始まる
営業時間は、夜十二時から朝七時頃まで
人は深夜食堂って言ってるよ
客が来るかって?それが結構来るんだよ
どうも、マスクド・ニシオカです。
「深夜食堂」というドラマ、自分が説明するまでもありませんが、現在は第4部がNetflixで放送されていて映画「続・深夜食堂」も公開中で再び盛り上がっています。新宿のどこかにある「めしや」は、マスターひとりで切り盛りする小さな飯屋で、メニューには豚汁定食とビール、酒、焼酎しかないですが、マスターが出来るものなら何でも作ってくれる店。そんなお店を舞台にマスターと客の交流を描くドラマです。
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自分は第1部しか見ていなくて偉そうにはいえませんが、このドラマを見ていると自分がかつて足しげく通っていた、行きつけの飲み屋を思い出します。実は、退職してからその店にはなかなか行けなくなりました。単純に無職になって稼ぎがなくなったので、倹約するためにお酒は家で飲んで、お誘いがあったときだけ外で飲むようになりました。
その店、自分にとっての深夜食堂は、近所にあって夕方6時から夜中12時までしかやっていませんし、メニューもお酒も豊富ですが、ドラマに出来そうなぐらいの四方山話があるお店です。何しろオープンしたときは夫婦でやっていたのに、いろいろあって別れちゃって、女将さんがひとりで切り盛りすることになったけれど、さらにいろいろあって女将さんはオーナーとなって別の人がマスターになって、しかも女将さんはお客さんだった人と再婚して・・・あんまり詳しく書くとお店に行けなくなるので、このくらいにしておきます。
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このドラマにも、多種多様な人が常連として登場しますが、自分が通っている店の常連さんもバラエティに富んでいます。葬儀屋の跡取り、お坊さん、でかい会社の偉いさん、ギターを愛する営業マン、目玉を舐める変態、大工職人、エリート営業マン、議員さん、そこに水泳コーチの自分ですから、本当にいろんな業界の人の話を聞くことが出来ましたし、その店に行くと、自分がどんな仕事をしているかなんてあんまり関係なくて、人間として見てもらえるというか人間として扱ってくれているような気がして、とても居心地の良い場所です。そんな居心地の良さもあって、仕事をしている頃は仕事の愚痴をたっぷり聞いてもらって、でも結局は仕事の話より人間としてどう生きるか?なんて小難しい話をしたり、酔っ払って裸になって騒ぎすぎて警察がやってきたり、楽しいことがいっぱいありました。
先日、そんな店の常連さんのひとりからメールが来ました。内容は単純に「また店に来てください」というようなことです。その人にも店の常連さんにも、自分が退職したことは伝えてあって事情はわかってくれていると思うのですが、それでもこうやって連絡をもらえたことが嬉しくてたまりません。なんて返事するか悩んだ上に「なんとか生きてます。」それだけしか返事は出来ませんでした。
なんとかこのブログで、もうちょっと稼げるようになって、ちゃんと自分で稼いだ金で旨い酒が飲めるように頑張ります。TKさん。それまでもうちょっと待っててね。あ、Qちゃんも。
でわ、股!!
こんだかこんな気分。
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