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「ユダヤから学んだモノの売り方」という本を読んでみました

どうも、マスクド・ニシオカです。

今回読んだ本はこの本です。

ユダヤから学んだモノの売り方

ユダヤから学んだモノの売り方

 

会社を辞めて1年間再就職もせず、働き出したかと思えば、元同僚が責任者を現場でアルバイト。そんな自分が、なぜこのような商売に関する本を手にしたかといえば、「ユダヤ」の3文字が入っていたからでしょう。

これまでいくつかの商売に関する本を読んできましたが、そのほとんどが自分の考え方に合う本でした。「社員を大事にすれば会社は儲かる」みたいなことが書いてある本を探して読んで、現場で試して一喜一憂していたものです。もちろん会社員ですから、会社の方針を守るべきなのですが、その辺は上手くすり抜けつつ、いろいろやっていました。

アルバイトながらも仕事を再開して、電車に乗って通勤するようになり、本を読む時間ができたと感じて、アマゾンで適当に探していると、これまでの自分なら決して手に取らなかった本が、ユダヤの3文字が入った本でした。

 

斜に構えて読む

適当に文章を読むときに「斜め読み」なんて表現をしますが、この場合はそうではなくて、この本を買ったけれど、端から「自分とは合わないだろう」と決めていたので、真正面から受け止めるつもりもなく、本を開いたときから「どうせ無茶苦茶なことがかいているのだろう」というひねくれた目線で、斜に構えて読み始めました。

 

中身はシンプル

本の構成は実にシンプルで、他の本でも見られる手法です。

  • 著者の簡単な経歴
  • 著書がお金持ちになるきっかけ
  • ユダヤ式ビジネスとの出会いと別れ
  • 独立してからの大活躍
  • 大活躍からの超大活躍
  • みなさんもやれば出来ますよ!的なメッセージ

なんだかこうやって書くと、この本か著者に恨みでもあるかのようなひどい表現ですが、前述したとおり初めから斜に構えて読み始めていますので、こうなっても仕方がないとご理解ください。

 

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ユダヤ式ビジネスの考え方

この本のどこかにも書いてあったの思うのですが、こんな話がありますよね。

ビジネスマンが発展途上の国にクツを売りにいったけれど全然売れなかった。帰ってきて「あの国はクツを履く習慣がないから、ダメだね」と言いました。それを聞いた他のビジネスマンがこういいました。「ということは、めちゃくちゃ売れるかもしれないじゃん!」(じゃん!という表現は適当です)

こういう考え方ができる人って、いわゆる商売上手でどんな商売でも成功させてしまう人なのでしょう。普通に考えたら売れないと判断することも、逆(?)に考えれば売れると考えてしまえる人です。

ユダヤ式ビジネス(マーケティング)について、この本ではいろいろと書かれているのですが、一番書かれていることは「買いたい人を見つけてから、モノを売る」です。この本では一例としてこのような考え方で成功した方法を挙げています。

以前、著者が新聞勧誘の仕事をしていたときに、普通のやり方ではなかなか契約が取れませんでした。そこで、新規契約してくれた人にサービスで渡していたプロ野球のチケットに目を付けます。

本来であれば、新聞勧誘を前に出して、おまけでプロ野球のチケットが付いてくるのですが、逆に「プロ野球のチケットは要りませんか?新聞を数ヶ月取ってくれたら手に入りますよ」と営業して、契約してくれた人=プロ野球チケットの欲しい人に他の野球ファンを紹介してもらって、次々とプロ野球のチケットがほしい人を探して契約に繋げたそうです。 

つまり、新聞のことが好きで、自分が売っている新聞を読んで欲しい!と思って勧誘している人には、こういう考え方は思いつかない、というか出来ない、どころか悪いことだと思うのではないでしょうか?新聞を売る。ということに関して、新聞を愛する必要はユダヤ式ビジネスには皆無であり、日本式ビジネスとは一線を画しています。

 

ユダヤ式ビジネスで超成功する著者

  • 広告代理店で成功
  • 学習塾のコンサルティングで成功
  • サッカーチームの運営で成功
  • 電力会社を作って成功

もともとプロサッカー選手を目指していた著者が、このようないくつもの成功を収めているのは、ユダヤ式ビジネスを学んだおかげであり、それを基本として日本固有の考え方も行かせるオリジナルのやり方を、新たに生み出したからと書かれています。ただ成功した話だけでなく、中には著者が失敗した例や、ユダヤ式ビジネスに嫌気が差して上司とケンカした話なんかも書かれています。

 

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どうすればユダヤ式の考え方が出来るのか

著者はユダヤ式のビジネスについて、本の中で良い部分と悪い部分を書いています。特に悪い、というか日本に合わない点として、非常なドライさを挙げています。

日本式ビジネスには「借りた恩を返す」というような考え方がありますが、ユダヤ式ビジネスにはそれがありません。日本だと、こちらがミスを犯して相手に迷惑をかけた場合、次に相手がミスを犯してもお咎めなしで「これでおあいこということで・・・」みたいな感じになりますが、それを一切認めないのがユダヤ式ビジネスのようで、非常にドライな考え方です。

自分としては、初めから斜に構えて本を読んでいるので、そういう部分について書かれていることの方が逆におもしろくて、どうしたらそういう考え方ができるのだろう?という疑問が沸くのですが、さすがにそこまで深くは書かれていませんでした。

 

ブログに置き換えることは十分可能

この本はあくまでもビジネス書であり、一般企業に勤めている方に読まれるべき本でしょうが、ブログの運営の考え方に生かすことは十分出来るでしょう。

特にマーケティングの考え方として、相手の困っている点、もしくは相手の喜ぶ点を考えてみるということが基本となります。これは「自分が書きたいこと」よりも「誰かに読んでもらえること」を優先する考え方であり、このブログの考え方とは真逆です。このブログが儲からないのはそういうことです。

 

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読みやすいことは間違いない!

正直、この本に書かれていることに100%共感することはありませんが、ビジネスに成功して儲かっている人が、どんな考え方をしているのかは理解できます。自分みたいな理解力が低い人間でも、こうやって文章にまとめる(まとまってる?)ことが出来るくらいですから、この本が読みやすいことは保証します。

すでにビジネス書を読み漁っている人とか、ユダヤ式ビジネスで成功している人なんかにはオススメしませんが、ユダヤ式?なにそれ?という方や、商売に悩んでいて何でもいいからヒントが欲しい!という方には、肩の力を抜いて読める本ですので、オススメします。

もちろん、自分のように斜に構えて読むのではなく、ちゃんと読むことを強くオススメします。

ユダヤから学んだモノの売り方

ユダヤから学んだモノの売り方

 

 

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