もう、映画評論記事を書くのはやめたはず
どうも、マスクド・ニシオカです。46歳です。
さて、このブログを昔からご覧頂いている方はご存知かと思いますが、何度か映画の評論記事を書いていましたが、いつの間にかトーンダウンしていきました。その理由は簡単で、『世の中には同じ映画を観てこんなに表現力豊かに文章を書ける人がいるのか・・・』もしくは『映画の情報をここまで調べて詰め込めるのか・・・』と、叩きのめされた、当然の結果です。
hitoribucho-movie.hatenadiary.jp
これ以外にも映画を紹介するブログは山ほどあると思いますが、自分の低レベルな内容では太刀打ちできないと思い知らされました。
そこで奇策に走ったのが、『まとめ売りの記事』です。これは『まとめ記事』とは違い、「365日毎日映画を観ているオレ様が選んだ10選!」とか「恋愛映画のオススメ5選」とか、そんな気の利いた記事では無く、ただ単に、最近見た10本をまとめ売りのように、それぞれにちょこっと感想だけ書いて記事にしたものです。
これはこれで良いのでしょうか?ダメですよね。
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この時点で、自分は映画論評の記事を諦めた
それから、たまに映画に関する記事を書きましたが、どれもそれほど読まれることもなく、映画を観てもそれをブログに書くことは減っていきました。そして、映画論評は書かなくなりました。
この映画を知らなかったことを恥じる
前置きが長くなりましたが、映画は観るけれどブログには書かなくなった自分が、ひょんなことから1本の映画を観ました。
この映画を選んだ理由はひとつです。
以前、この記事を読んでいて覚えてはいました。
ただ、あまり深く考えず、素直に見ればヒューマンドラマとしても一級品です。
銀座の名店で、熟練の職人が握る特級品の寿司を、カウンターで金箔入りの皿に一貫ずつ出されながら食べるような濃厚な映画です。例え長い。
男性と女性で見る角度が全然変わるので、感想言い合ってみると面白いですよ!
全然咬み合わないから。
ラストは静かに流れる涙を体験することになるでしょう。
これを読んだときに素直に観ていれば良かったと思います。本当に。なんだか『総額50万円のホームシアター』に対して『ケッ!おれんちなんて、1500円のヘッドホンだぜ!』なんて悪態をついて知らんぷりをしていたのです。教えてくれてありがとう桐生氏。そして、ごめんなさい桐生氏。
出来ることなら、そのときの自分にモールス信号を送りたくなります。(映画を観た人ならわかる内容)なぜこの映画を観なかったのか、なぜこの映画の存在を知らなかったのか、知らなかった自分を恥じる。そう思わせる映画です。
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この映画を観ていないと人生を損している
映画のあらすじとしては、近未来の地球は食糧問題などで危機的な状況。国はどこかの星に住めるかを秘密裏に調査していて、それに元パイロットの主人公が選ばれる。しかし、主人公には2人の子どもがいて、娘の方が「行かないで!」と怒っている。どうやら話を聞くと、自分にはメッセージが聞こえるんだというのだが・・・果たして主人公たちは人間が移住できる星を見つけられるのか?そして無事に帰ってこれるのか?という感じです。
〇〇が〇〇されていく
- 意味不明だった伏線が回収されていく
- バラバラだったピースがはまっていく
- 絡まっていた紐がほどけていく
- 意味の無い行動に意味が出てくる
- 「?」が「!」に変わっていく
どの表現がベストなのかはわかりません。ただ、描かれる何気ない行動、「?」と思うような行動が、後半になってから「!」に変わっていくのです。
主人公は娘の反対を押し切って宇宙に飛び立ちます。その後、宇宙で大冒険を行うのですが、意思に反して時間旅行の経験もしてしまいます。その後、さらなる冒険の末、過去の自分を見ることになります。タイムパラドックス的な話になりますが、人類が体験していない領域ですので、誰も文句をつけられません。後半の展開にグイグイ引き込まれます。
あえてオススメしない理由
- マット・デイモンが大好きな人
- オカルトは信じない人
- 子どもとの別れが嫌いな人
- タイムパラドックスが嫌いな人
- 心臓が悪くハラハラドキドキしてはいけない人
- ラストが気になると寝れない人
これを逆読みすれば、どんな内容かわかるかもしれません。
というか、みんな知ってるでしょ?
この映画、本当に、なんで知らなかったんだろう?と思うくらい有名みたいですね。たぶん、みなさん知っていて知らないのは自分くらい有名な作品でしょう。だから「何を今さら!」というご意見も頂戴すると思いますが、そんな恥を忍んでも書かなければ!と思ったのです。そう思わせるくらいの良作だと思います。
もし観ていない人がいるならば
しかし、もし、この映画を観たことがないのであれば、是非観るべきです。とにかくオススメします。自分はこの映画を観て、全く興味の無い嫁にべらべら説明を始めました。同じ宇宙を題材とした映画に『オデッセイ』がありますが、それよりも面白かったと言っていいでしょう。それくらいです。でも、マット・デイモン好きなら、あっちのほうがいいかも・・・・。
でわ、股!!