脳梗塞で入院して
最初はずっと寝ていましたが
1週間ほどして気力も湧いてくると
いろんなことが気になってきます。
で
階段や都市伝説が好きな自分としては
聞いておかなきゃいけないのが
「病院ってオバケ出るんですか？」
しかし
看護師や医師は「いない」の一点張りで
中には「そんなの見たらすぐ辞めます」
と言い切る看護師もおられましたが
なんだかみんなが口を揃えてそう言うと
「逆に怪しいのでは？」みたいな
陰謀論者みたいなことも思いましたが
たぶん本当にいないんでしょうね。
ただ
私見たんです。
オバケよりも
怖いのを。
それは夜
隣のベッドの患者さんが
ずっとゴソゴソしているのですが
カーテンが閉まっているので
何をしているかはわかりません。
しかし
何度も何度もゴソゴソしているので
音だけで何をしているかわかります。
ゴソゴソ
（かばんをベッドの上に置いて）
ジーーーッ
（かばんのチャックを開けて）
ガサゴソ
（かばんから財布を出して）
スポッ
（財布からお札を抜いて）
スッスッスッ
（お札を数えて）
チャリチャリン
（たまに小銭の音がして）
スポッ
（札を財布に戻して）
ガサゴソ
（財布をかばんに入れて）
ジーーーッ
（チャックを閉めて）
ゴソゴソ
（かばんを置く）
～以下繰り返し～
これが一度だけなら
別に怖くもなんともないですが
何度も何度も繰り返されると
「もしかするとそんな妖怪いる？」
みたいなことを思ったり
はたまた眠れない自分が悪い夢を見てる？
とか思ったりして怖かったです。
ま
「オバケより人間の方が怖い」
なんて言いますからね。
でわ、股！！
