「病院のメシは不味い」
という話を聞いたことがあります。
健康に気を付けた食事となると
塩分やカロリー控えめで
味のパンチがなくて物足りないのが
そう言われる理由なのでしょう。
ところがそうではありませんでした。
これは入院中に食べた食事ですが
ごはんに鶏肉にポテトに春雨サラダと
割と普通の食事として美味しく頂きました。
ただ
これは『高血圧用の食事』であり
その前の『脳梗塞用の食事』のときは
確かにあんまり美味しくなかったです。
ちなみに『脳梗塞用の食事』とは
後遺症の麻痺で舌が上手く動かず
それで誤嚥ししまわないように
(肺に入ったら肺炎を起こす?)
とにかく全てが柔らかい食事です。
ごはんはおかゆ
おかずはムースにソース
頼みの綱はゼリーとヨーグルト
とにかく味よりも食感で参ってしまいます。
しかし
それはまだましというか予想済みで
それでも食べないと回復しないので
我慢して食べていたのですが
それより酷かったのが・・・
水
とにかく水を飲めばスッキリするし
多少美味しくない食事でも
最後は水で流し込むことが出来るのですが
これも誤嚥防止のために
とろみのついた水しか飲ませてもらえず
これがとにかく不味くて
これだけはハッキリ拒否しました。
もちろん水分補給は必要なのですが
ずっと点滴をされている状態なので
割と水を飲まなくても平気で
さらに看護師さんが気を利かせてくれて
余分に飲むゼリーを出してくれて
それでしのぎました。
その後
ある程度元気になって許可が出て
水が飲めるようになったときは
「水がこれほど美味いとは!」
と感動しましたが
看護師さんが汲んでくれる水は
ただの水道水ということを後から知り
ちょっとだけ複雑な思いになりましたとさ。
でわ、股!!