こんなニュースを目にしました。
高騰で“宝の山”に…ゴミ集積所でホームレスと業者が『アルミ缶争奪戦』持ち去られる市は最大3億円の損失
自動車や飲料の缶に使われるアルミニウムの価格は世界的な需要拡大により高騰していて、名古屋市内ではアルミ缶の“持ち去り”が横行しています。ビンや缶などのごみの集積所を取材すると、生活のために自転車でアルミ缶を集めるホームレスと、車で大量のアルミ缶を持ち去る業者の間で、争奪戦が起きていました。
高騰で“宝の山”に…ゴミ集積所でホームレスと業者が『アルミ缶争奪戦』持ち去られる市は最大3億円の損失(東海テレビ) - Yahoo!ニュース
ごめんなさい。
「市の損失が最大3億円」とか「ホームレスと業者の争奪戦」にはあまり興味が湧きませんでしたが、アルミニウムの価格が世界的な需要拡大によって高騰していることは、ちょっと気になります。
で、どれくらい高騰しているか?と読み進めると、ほぼ2倍!となっております。
2021年3月に1キロ約90円だったアルミ缶の価格は、2022年3月には約180円と、1年でほぼ2倍になりました。いま名古屋市中心部では、買い取り業者に持ち込むと1キロあたり170円で引き取ってくれるといいます。
ということは「めちゃくちゃ儲かるんじゃね?」なんて浅はかに考えるのですが、計算してみるとこんな感じでした。
- 350mlのアルミ缶が15gだそうなので、1キロは70個くらい。
- アルミ缶の買取価格が1キロで180円だとすると、1個で約2.5円。
- つまり100個のアルミ缶を集めて売って、250円。
- 時給1000円を基準とした場合、1時間で400個。
- 1時間で400個ということは、9秒で1個。
- ちなみに400個のアルミ缶は、45リットルゴミ袋2つ分。
う~む、こりゃ大変だ・・・。
特に『時給1000円なら9秒に1個』という、あくまでも計算上の話ですが、めちゃくちゃ大変そうな気がします。(計算が間違っていたらゴメンナサイ)
昔、上司とお酒飲みながら会社の愚痴を言いあっていたとき、その上司が「缶拾いしてでも家族は養う」なんて言ってましたが、あのとき「9秒で1個」、いや、その当時の買取価格が半額だとしたら「4.5秒で1個」ですから、それを知っていたら、たとえ相手が上司でも、「缶拾いを舐めたらアカンですよ」とビシー!っと言ってたかもしれませんね。
(なんだかオシャレ)
でわ、股!!