46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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オカンとおかーちゃんと俺のハナシ

数週間前、嫁さんの母親(以下、おかーちゃん)が、ひとり暮らしの自宅で倒れました。

「倒れました」というとかなりショッキングですが、実際は膝が痛くて動けなくなって、それで寝たきり状態となっただけです。

もちろん、それを長女である嫁さんは心配してオロオロ状態となりますが、こういうとき意外と冷静(もしくは冷酷?)な自分は「痛いのは膝だけで内臓や脳のダメージになければ大丈夫では?」と思っていました。

その後、念のために救急病院に行って骨折してないことを確認して、次は整形外科で膝の専門医に診てもらうことになるのですが、土日を挟んでいたこともあって自宅待機となり、その間は自分たち素人が面倒を見ることになりました。

で、素人ながらも一応フィットネス業界で長年働いてきた自分としては、痛くなくて無理しない程度のマッサージを施しました。

たぶん、膝の痛みが取れれば元通りになるだろうけれど、その間、寝たきり状態で筋肉が衰えると復帰も遅れるので、それを少しでも妨げるために、ふくらはぎやスネ辺りを刺激する目的の軽いマッサージです。

というわけで、おかーちゃんの足をマッサージ。

何度も「痛くない?」と聞きながら、あとは「気持ちいい?」とも聞きながら、ひたすらマッサージ。

すると、おかーちゃんがこんなことを聞いてきます。

「ニシオカくん、お母さんにもやってあげたの?」

今年の初めに亡くなった母親(以下、オカン)にマッサージをしたことはあるけれど、こんなに熱心に時間をかけてやった記憶はありません。

それこそ「やっぱり冷酷なの?」と思われそうですが、単に父親が「俺が面倒を見る!」と触れさせたくないオーラを出していて、それを押しのけてするのもどうか?と思ったからです。

しかし、今となっては押しのけてでもやっておくべきだったかな?とは思いますが、残念ながらもうこの世にはいませんので、やりたくても出来ません。

なので、本人と子どもである嫁さんと妹さんには失礼かもしれませんが、オカンに出来なかった分をおかーちゃんで、となっているのでしょうね。

自分でもよくわかりませんが。

その後、おかーちゃんの膝については『偽痛風』と診断され、痛み止め(ロキソニン系)を飲むことで飛躍的に回復し、それまでは布団の上で寝がえりすらできなかったのが、トイレまで這って行ってつかまりながら立って座って用を足すことが出来るところまで回復しました。

もちろん高齢なので予断は許しませんが、このまま順調にいけば、お医者さんの見立て通り元の生活に戻ることが出来そうなので、もうマッサージは必要なさそうです。

ただ、オカンは若い頃こそ酒を飲んで酔っ払っていましたが、晩年は口を付けることすらなくなりました。

それに比べておかーちゃんは今でもアルコールが大好きで、面倒を見る嫁さんや妹さんが隠すくらいです。

もうすぐお正月、早く元気になって、飲めるようになって、オカンのかわりに乾杯してもらえるように、やっぱり、もう少しマッサージをしに行こうかと思います。

 

でわ、股!!