人間、笑ってはいけないほど面白くて、赤の他人だからこそ面白いものです。
それはある日の午後、嫁さんからのおつかいで銀行に行ったときのことです。
その日が特別なのか、午後はいつもこんな感じなのかはわかりませんが、とにかく銀行内はお客さんがいっぱいで、訪れたお客さんを案内したりATMの操作の手伝いをする銀行員さんも手一杯な状態でした。
そこに、よくいる『大阪のオバチャン』とは違う、ちょっとだけセレブな感じのオバサマ(野村幸代さんっぽい方)がやってきます。
その手には振り込み用紙があり、誰が見ても「振り込みがしたいのよ」と顔に書いてあるのですが、それと同時に「機械は苦手ザマス」というオーラも漂わせています。
しかし、銀行員は手一杯でピッタリ寄り添うことが出来ず、「とりあえずこの機械で出来ますので」といった感じで機械の前に案内するのが精一杯でした。
で、機械の前に立ったオバサマですが、当然のようにうまく操作できず、後ろに並んでいるお兄ちゃん(もちろん他人)に助けを求めますが、お兄ちゃんは「いや、自分は・・・」みたいな感じでスルーします。
そこから数分間、オバサマは機械の画面をひたすら指で縦に横にスワイプ(スッスッスーのやつ)するのですが、それが面白くて、笑ってはいけないことがまた面白くて、さらに笑いをこらえるのが面白くて、ひたすら我慢します。
結局、オバサマは警備員に助けを求め、その警備員が大きな声で「ATMの操作!おねがいしまーす!」と銀行員を呼び、一連のトラブルは無事解決しましたとさ。
というわけで、明日は我が身!
でわ、股!!