46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

スポンサーリンク

水泳競技のおもしろルールなどのハナシ

前回書いたエントリーが好評っぽくて、特に「バタフライというのは平泳ぎから生まれた(派生した)泳ぎ方なのです」という部分に反応してくださった方がおられたので、さらに柳の下のドジョウを狙って、「水泳競技におけるおもしろ話」みたいな感じで、もう一発書いてみます。

www.maskednishioka.com

ただし、ここから書く内容の真偽のほどについては絶対ではないので、まぁ話半分程度で読んでいただければ幸いです。

 

実は立ってもルール違反とはならない

水泳競技のルールブックには、「競技中に立っても違反とはならない」といった主旨のことが書かれています。

ただし、立ってもいいけど歩くのはダメで、プールの底を蹴って再スタートを切るのもダメで、立つだけだったらOK!という感じです。

しかし、国内トップを決める大きな大会のプールは総じて水深が2m以上あることがほとんどなので、立とうと思っても足が届きませんし、もちろん立った時点で遅くなりますからね。

ただし、これがチビッ子がエントリーするような小規模な大会の場合、何らかのトラブル(水を飲んでしまったとか)で泳げなくなった場合、慌てず騒がず一度立って、その後、そ~っと泳ぎ出せば失格にはなりません。

ここで重要なのは「失格になるか?タイムが遅くなるか?」というところで、たとえ成績が振るわなかったとしても、失格よりもマシということですね。

あとチビッ子がレースに出る前には、「キャップやゴーグルが取れても、手に持って泳いじゃダメよ!」なんて説明もしていましたね~(遠い目)

 

クロールではなく自由形

水泳競技には、バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形、個人メドレーの5種類がありますが、クロールではなく自由形となっているのは・・・自由だからです。

ただし何でもいいわけじゃなく、バタフライか背泳ぎか平泳ぎじゃないといけないというルールがありますので、結果的に「一番速い泳ぎ方」としてクロールが選ばれるのが普通なのですが、例えばバタフライが速い選手がいて、その選手が100m自由形にエントリーしてバタフライを泳いだとしても、失格にはなりません。

もちろん、いくらバタフライが速い選手でも、それでもクロールの方が速いのは明確なのですが、例えばレースを練習の一環としてとらえた場合、バタフライの強化のためにわざわざそういうことをするコーチがいて、実際、自分も見たことがあるのですが、400m自由形のレースにエントリーした選手がバタフライで泳ぎ切り、しかも良いタイムで泳いでいたことがあります。

 

バタフライのサイドブリージング

普通、バタフライの呼吸って、前を向いて行います。

f:id:maskednishioka:20210408101745p:plain

一般的に、クロールと背泳ぎはローリング(横の回転)が行われ、平泳ぎとバタフライではうねり(ウニウニする動き)が行われます。

各泳ぎ、その動きに合わせて呼吸を前でするのが普通の考え方なのですが、これをクロールの呼吸と同じように横でする(これをサイドブリージングと言います)選手がいました。

しかも、その呼吸方法で世界選手権で優勝し、しかも世界記録を破ったということですから、一時期はサイドブリージングをマネする(試す)選手がいっぱいいました。

www.youtube.com

(このレースで優勝する選手の顔を見ると、横向きになっているのが(かろうじて)わかります。(リンク切れの場合ゴメンナサイ))

ちなみに、「なぜ横向きでするの?」ということに関しては、バタフライという泳ぎ方では上下運動(うねり)が行われるのですが、この動きが大きいと遅くなるのでは?という考え方があり、それなら横向きで呼吸することで必要以上に体が上がらないように、となったみたいです。

 

潜水の歴史

水泳競技のルールブックには「身体が完全に水没できる距離」という言葉がよく出てきますが、これは極論的に言うと「ず~っと潜ってたらダメ!」ということになります。

で、なんでそんなルールがあるのかというと、昔々、水泳に命をかけていた選手たちは、「よーいドンで飛び込んだあと、ずっと潜って進んだほうが速くね?」ということに気付き、それを実践していました。

特に平泳ぎ、水中に潜ったままでもほぼ同じ泳ぎ方が出来るので、飛び込んだ後は潜ったままで進み続け、最後のタッチでようやく顔を上げてきます。

もちろん、そんなことをしていたら苦しくてゴールの瞬間に気を失ってブクブク~と沈んでいく選手がいたとかいないとか・・・

他にも背泳ぎのバサロキックだったり、バタフライのドルフィンキックなどの技術を磨くことにより、本来の泳ぎ方以外の部分で勝負する選手が現れたので、それで「身体が完全に水没できる距離」というルールが出来た、らしいです。

ちなみに、平泳ぎの一かき一けりという行為は、前述した「潜りっぱなし泳法」の名残というか、「一回だけだっらたいいよ」ということなんでしょうね。たぶん。

あと、ちゃんとしたことを知りたい方は、コチラをどうぞ。

潜水泳法 - Wikipedia

 

というわけで、そろそろ以前勤めていた会社の方から「オマエが選手のことを語るか?」と言われそうですが、このような当たり障りのないウンチクというかエピソードを読者の方が知っておくと、数ヶ月後に開催されるであろうオリンピックの水泳中継を観ながら、「昔、サイドブリージングって呼吸方法をする選手がいてね・・・」なぁ~んて彼女や家族に自慢できるかも?なので、また何か思いついたら書かせていただきます。

 

でわ、股!!