昨日、ヤフーのニュースを見て心臓が飛び出そうになりました。
YMO・高橋幸宏さんが脳腫瘍手術…摘出成功、経過は順調
YMOの活動で知られるミュージシャンの高橋幸宏さん(68)が脳腫瘍の手術を受けていたことを31日、所属レコード会社などが発表した。13日に行われた患部の摘出手術が成功し、術後の経過は順調だという。治療に専念した上で復帰を目指す。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f78ce380d746df10b09b109eb3f1abee48b0193b
よく読めば手術が成功して順調に回復していることがわかるのですが、パッと見たときに「ついにこの日が来てしまったか・・・」と訃報を思い浮かべてしまったのは、YMOという3文字に思い入れが強いことと、そのYMOを構成する3人が高齢になりつつあるからでしょう。
ニュースにもありますが、どうやら経過は順調のようで、他のニュースによると2ヶ月ほどの療養が必要ですが、回復すれば音楽活動も出来るようです。
というわけで、本当に良かったです。
そして、自分の「叶ってほしいけれど叶ってほしくない夢」が嫌な形で終わってしまわなくて、ホッとしました。
自分がYMOと出会ったのは小学生の頃で、近所に住む同級生のイシザワくんが持っていたレコードを聴かせてくれたのが最初だったと思います。
その後もハマりにハマって聴き続けていましたが、5年余りで活動を終えたYMOが『散解』(わざと解散の逆に)を発表したとき、自分たちは中学生で日本武道館にコンサートを観に行くほどのお金も行動力も無く、後に発売された散解コンサートを収録したアルバムを聴いて、何とか寂しさを埋めるのみでした。
ところがその後『再生』と称して復活し、東京ドームでコンサートを行うことになったのですが、あくまでも自分が好きなのは小中学生の頃に聴きまくったいわゆる『YMO中期』と呼ばれる頃の曲であり、テクノドン辺りは今でも知らない曲があるくらいなので、あまりピンと来ません。
しかし、さらに時計の針が進み、2000年代に入ってからちょくちょくYMOの3人が集ままって音楽を奏でるようになり、ついには「ワールドハピネス2012」というコンサートでYMO名義でライブに出演することになりました。
ただ、2012年というと今から8年前、自分は仕事に忙殺されている頃であり、行きたくても行けない状態であり、そのレポートなどを横目で見るのが関の山でした。
<追記>
書いた後で気が付いたのですが、ワールドハピネス2009の方が、先にYMO名義で演奏されていましたね。ごめんなさい。
ただ、この頃から心境の変化というか、こう思うようになりました。
夢というのは、叶わない方がいいのでは?
つまり・・・
本当に会いたい人には、会ってはいけないのでは?
という感じのことです。
もちろんこれは、逃げの口実というか行動しないことを正当化するために生み出している考えなのかもしれません。
ただ、好きにも色々ありまして、これが「軽い好き」であればホイホイ会いに行ってキャッキャ喜べるのですが、「本当の本当に好き」である以上、そんなに軽々しく会ってはいけない感じがするのです。
もちろん好きなことに違いはありませんから、「影から見る」とか「距離を置いて見る」感じで音楽を楽しんだりインタビューを読ませてもらったり、それはそれでいいのかもしれないと思っております。
ただ、これはYMOの3人がお元気であるから言えることであり、もし誰かが・・・ってなると、そのときは激しく後悔するかもしれません。
とりあえず高橋さんが復活するまでは無いとして、約2ヵ月後、もしかしたら高橋さん復帰祝いとして3人がステージに集まるとしたら、もしかしたらそれが最後かも・・・
いや・・・
でも・・・
というわけで、面倒くさいおっさんの話でした。
でわ、股!!