46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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足首のない子どもの平泳ぎのハナシ

スイミングスクールの仕事が再開されて、3か月ぶりにスタッフと再会し、早速、このような質問を受けました。

「足首の固い子どもがいて、平泳ぎのキック(足)が上手く教えられないのですが、何か良い方法はないですかね?」

平泳ぎのキックといえば、スイミングスクールのコーチがほぼ確実に苦労する項目で、30年やっている自分でも、スンナリとは行きません。

で、その質問にアレコレ答えていたのですが、その話の中で、ふと「足首のない子ども」のことを思い出しました。

もう20年くらい前になりますが、小学生(低学年)の女の子で、足首から先が完全になくて、普段は義足を付けていましたが、プールでは使えないのでプールサイドをハイハイで移動する、という子どもを担当したことがあります。

本来、平泳ぎのキックを教えるときには、足の甲で水を蹴る「あおり足」にならないように、足首を曲げて足の裏で水を蹴ることが重要なのですが、曲げようにも足首自体がありませんので、どうしようもありません。

もちろん、平泳ぎは足だけじゃなく手も使いますから、本来であれば足→手という順番を無視して平泳ぎが出来るように教えていたのですが、そこからの記憶が乏しく、果たして泳げるようになったのか?自分が転勤したか?彼女が辞めてしまったか?よく覚えていません。

昔はこういう体の不自由な子どもが通っていて、そこでどうやって教えるか?でコーチの指導能力が上がったのですが、最近はトラブル回避の意味も含めて受け入れない傾向が強く、トラブルは回避できるかもしれませんが、コーチの指導能力は別としたとしても、少なからず経験は積めません。

まぁ、時代の流れとしては仕方がないので、それに異を唱えるつもりはないのですが、思い出した以上、ちょっと気になっちゃいまして…

あれから20年以上ですから、彼女も立派な大人になって結婚して子どもがいて、その子どもをスイミングスクールに通わせていたりして、自身の経験を我が子に話しているのかなぁ〜?

などと思いつつ、スイミングスクールの仕事に行ってきます。

 

でわ、股!!