いきなり私信で、申し訳ございません。
ももはなさん、頂いたコメントへの返信を(前回の)コメント欄に書いておりますので、読んで頂ければ幸いです。
さて今日のお話です。
今朝、目覚めるとスマホにLINEにメッセージが届いていることに気付きました。
会社勤めをやめて仕事の連絡がほとんど来ないことと、そもそも友達付き合いが苦手で友達と呼べる人が少ないこともあって、スマホにメッセージが届くのは嫁さんくらいに限られています。
なので「珍しいな」と思いながら確認すると、相手が昔の仕事仲間だったので、どうせ「たまには飲みにいきませんか?」みたいな内容だと(勝手に)思っていたのですが、これが全く予想の出来ない、ある方が亡くなったとの知らせでした。
その亡くなった方は、昔勤めていた会社の取引先で、現場のオーナーさんでした。
自分はそれほど深い付き合いはありませんでしたが、それでも、そのオーナーの息子さんがオーナーの現場で責任者を務めたこともあり、全く知らないわけでもありません。
通夜と葬式に行こうかどうしようか悩みつつ、とりあえず弔電だけは打っておくことにして、115に電話しておきました。
で、ひと段落して故人のことを想っていると、唯一と思える思い出話を思い出しました。
前述したように、故人には息子さんがいて、別の現場のオーナーをされていて、自分はその現場で責任者を務めたことがあります。
そんな関係で、一度、故人と息子さんと上司と自分の4人で食事に行ったことがあります。
故人は地元の名士で、食事もなかなか高級なお店の個室で、河豚鍋を頂くことになりましたが、そこはあまり堅苦しくなく、和気藹々とした雰囲気となりました。
で、「どんどん食べてね~」と言われてパクパク食べていたのですが、鍋の途中で店員さんが持ってきた食材に、一瞬怯みます。
それは、九条ネギ。
場所が京都に近いこともあり、九条ネギは特別なモノなのですが、何せ自分はネギが嫌いでして、普段であれば「ネギは人類の敵」だとか「一本1万円すればいいのに」とか平気で言うのですが、相手が相手ですので、そんなことは顔にも出せません。
もちろん無理強いされているわけではないので、「実は・・・」と切り出せば問題なかったのでしょうが、和気藹々としている雰囲気が崩れそうな気がして、食べることにしました。
それに、自分のネギ嫌いはただの妄想であり、実は食べてみれば美味しいかも?、もしくは、特別といわれる九条ネギなら食べられるかも?そんな期待を込めて、思い切ってパクっと食べてみましたが・・・
「うげぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
漫画であれば、こんな吹き出しが付くくらい、やっぱり不味かったです。
というわけで決して美しい話ではありませんが、それでも自分にとっては、「故人=九条ネギ」みたいな思い出が残りましたので、それはそれで良しということにさせてください。
そして、故人のご冥福を祈りします。
どうか安らかにおやすみください。
でわ、股!!