全国すべての…とは言いませんが、多くのスイミングスクールでは、主たる指導を行うコーチのことを「メイン」と呼び、補助的なことをするコーチのことを「サブ」と呼びます。
このサブが生まれる一番の理由は、まだ経験の浅いコーチを実践の場に立たせて勉強してもらうことなのですが、たまに、そうじゃない場合もあります。
- メインが頼りないからサブ
- 子どもの数が多いからサブ
- コーチが余ってるからサブ
ま、スイミングスクールにも事情がありますし、アルバイトが多いこともあったりして、仕方ないといえば仕方ないのですが、残念ながら、これが実情です。
さて、今回のタイトルに書いたのは、ただのサブではなく「逆サブ」です。
これは、本来のサブの意味のもうひとつ上の意味で、勉強のためにサブに着いたコーチがメインとなり、メインだったコーチがサブとなってフォローする役目に回り、さらに本格的な経験を積ませるやり方です。
「逆サブ」ということ言葉の由来は知りませんが、たぶん、「メインとサブが逆になる」くらいのものでしょう。
でね、決してこのやり方は珍しいわけでもなく、他の業種でもやられていることだと思います。
そして、これをお読みの同業者の方々も、別に大した内容ではないと思われていると思います。
でもね、これをお客さんが読んでいるとしたら、果たして「うんうん」と、頷いてくれますでしょうかね?って話なんです。
だって、サブは「教えるのが下手くそだからサブ」なわけで、上手いならすぐにメインになれるはずです。
確かに「実地訓練」とか「OJT(オンザ ジョブ トレーニング)」なんて言葉があるのは知っていますが、それにお客さんを付き合わせるのって、本当にいいことなの?
だってお客さんからしたら、メインのコーチがいるならメインのコーチが教えてくれたらいいわけで、「若手コーチの育成は別のところでやってよ〜」というのが本音じゃない?と思うのです。
もちろん、誰しも最初から出来るわけじゃないから、経験を積むためには不可欠なのでしょうが、何かこれが当たり前になっているのがちょっと嫌なわけです。
ただ、かといって代案があるわけでは…ゴニョゴニョ
というわけで、今日から逆サブです。
でわ、股!!