「宣言!これで終わりにします!」
というわけで、前々回と前回からの続きです。
ここから読み始めるとナンノコッチャ?となりますので、こちらをお読みになられることをオススメします。
前編がコチラ
中編がコチラ
久々に自分でお金を払ってプロレス観戦をして、節約生活をしないといけないのに散財してしまった話を書き始めたのですが、「いかに散財するに至ったか?」を書くためにインディープロレスの魅力を書くだけで力尽いたのが前編
さらに試合後のアフターパーティーで女性プロレスファン3人に囲まれながら、外国人レスラーと拙い英語でコミュニケーションを取ったところまで書いたのですが、やっぱり力尽いたのが中編
というわけで、今回は試合も終わってアフターパーティーを終わったあとの、ちょっとした珍道中です。
ちなみに、今回はあんまりプロレスに関係の無い話が多いですが、最後に、前回(中編で)書いた「ネクロ・ブッチャー選手への質問」について書いておりますので、最後まで読んでいただけると幸いです。
店を出て「飲み足りない病」が発病する
楽しい時間はあっという間に過ぎ、アフターパーティーは2時間ちょっとで終了となり、同席した女性プロレスファンとも(連絡先などは交換せずに)お別れし、会場であるお好み焼き屋さん(風の街京橋店)を出ることになりました。
この時点で20時頃ということもあり、よくある「飲み足りない病」が発病し、「もうちょっと飲もう!」ということになりました。(ひとりでね・・・)
しかし、いつもなら行きつけのお店に行くのがその日は定休日なので空いておらず、どこで飲むか?で悩みます。
そのとき、同席した女性プロレスファンのひとりが、こんなことを仰られていたことを思い出します。
「京橋にマクちゃん(魔苦・怒鳴門選手のこと)と同じ団体(UDONプロレス)だった女性が働いているお店があって、たまに行くんです・・・」
よし!そこに行こう!
決して、その同席した女性プロレスファンとの、偶然の再会を狙ったわけではないのです!
ただただ、行ったことのないお店に行ってみたかっただけなのです!
というわけで、その行ったことのないプロレス関係者が働くお店に行こうとしたのですが、場所がわかりません。
もちろんその時点でほろ酔い状態であり、自分では思考回路がハッキリしていると思っていても、すでに生ビールを5杯ほど飲んでいる酔っ払いです。
スマホで『女子 プロレス 京橋』で検索するとすぐに発見できたので、「これだ!」と思って歩き出したのですが・・・これが珍道中の始まりでした。
一軒目「違いました・・・」が!
一軒目、スマホの検索結果に従って夜の京橋をウロウロして、辿り着いたのは小さな立ち飲み屋さん。中を覗くと賑わっていますが、自分ひとりくらいだったら入れそうな感じなので、酔った勢いで突入しました。
店内にはプロレスの所狭しと貼ってあり、まさに「プロレスファンの集う店」という感じなのですが、どうも思っていたのと違う・・・
自分が探していたのはUDONプロレスというインディー団体の女性スタッフ(映像班)が働くお店なのですが、カウンターで忙しく働く女性には、どこか大きな団体でやったことのあるオーラ・・・というか体格であります。
もちろん、それで店を出るわけにはいかず、ビールを注文してお客さんと店主の会話を聞きながら様子を探っていると、同じカウンターに並んでいるお客さんの中に、これまた有名な元女性レスラーが飲んでいることに気が付き、一気に「これはチガウ!」となりました。
もちろん、それで店を出るわけにはいかず、注文したビールをチビチビ飲んでいると、こんな会話が始まりました。
お客さん「そういえば、あのジュリアって、ダメですよね?」
有名レスラー「絶対ダメ!もの凄く腹が立つ!」
お客さん「やっぱりダメですよね~」
有名レスラー「プロレスラー以前に、社会人としてダメ!」
女子プロレスをご存じない方に解説しますと、このジュリアって選手がアイスリボンという団体に所属していたのですが、きちんとした手続きを踏まずにスターダムという団体に移籍して、大御所女子プロレスラーやプロレス関係者が怒りの声を上げた問題がありまして、そのことについて語られています。
で、自分はそれをフンフンと聞いていたのですが、ふと店主の顔を見たとき、「あ、〇〇選手だ」と、なぜか思い出したのです。
その〇〇選手とは、かつてちゃんとした会場の女子プロレスのリング上で「負けたらアダルトビデオ出演」という条件で試合が行われ、そこで負けた選手が本当にAVの撮影をして物凄く問題になった事件があったのですが、そのときに戦って勝ったのが〇〇選手で、その後、そのことが原因で一度引退しています。
もちろん本当のところはどうなのか?、その〇〇選手も被害者だったのかもしれませんが、その「本当のところ」を知らない自分みたいな一般ファンとしては、「この話を〇〇選手はどんな思いで聞いているのだろう・・・」と思っちゃったのです。
決してその話で気分を害したわけでなく、もともと目的とは違う店だったので、本当に申し訳ないですけれどビール一杯でお会計をしてもらい、店を出ることにしました。
ただ・・・その店のルールとして、グラス(プラカップ)に自分の名前を書くことになっており、そこに「マスクド・ニシオカ」と書いてしまったのが・・・
- ここまでに使ったお金・・・10,300円
- ビール・・・670円
- これまでの小計・・・10,970円
2軒目「間違いました・・・」が!
さて、気を取り直してUDONプロレスの女性スタッフが働く店を探します。
で、もう一度スマホで検索をして、今度は『UDON』を加えて検索すると、別の店が見つかりました。
で、着いたお店は「うおすけ」というお店で、こちらも立ち飲みでマグロなどのお魚が美味しそうなお店です。
先ほど(勝手に)間違えたこともあり、「今度こそ!」と鼻息荒くお店に突入しましたが、カウンター内で働くのは男性ばかりであり、そこに女性スタッフの影はございません。
ただ、アフターパーティーが「お好み焼き」であり、二軒目は「何も食べず」でしたので、ここでは何か食べようということになり、スルメの天ぷらとビールを注文します。
そこで、本日何杯目かもわからなくなりつつあるビールを飲みながら、どこか奥にその女性スタッフがいるのかな?と待っておりましたが、まったくその様子がありません。
ん~これはおかしいなぁ~と思いつつ、念のためにもう一度スマホで調べてみると、それらしきツイッターのアカウントを見つけたのですが・・・
ん?
んん?
【大阪京橋】のみすけの店員さん
んんん?
のみすけ?
「うおすけ」じゃないー!
また間違ったー!!
やっちまったぜぇぇぇぇ!
ま、それでもこの店は安くて美味しいので、今後も京橋に来たら訪れたいと思います。
特にお魚好きな方にはオススメです。
- スルメの天ぷら・・・299円
- 生ビール・・・299円
- これまでの小計・・・11,568円
三軒目「閉まってました・・・」が!
よし!これでハッキリした!
目標地点は「のみすけ」であり、この「うおすけ」のすぐ近くなので、これまた失礼ですが、ビール一杯で店を出ます。
何度も言いますが、決してアフターパーティーで同席した女性プロレスファンの尻を追いかけているのではありません!
最初は「飲み足りない!」と思っただけなのですが、どこからか(最初から?)か「目的地に辿り着かないと!」という、まるで冒険家の気持ちとなっており、もう女性ファンの事なんて・・・いや、いたら嬉しいけれど・・・
で、すぐ近くの「のみすけ」に向ったのですが、なんとシャッターが半分閉まっており、それが「今日はおしまい」なのか「定休日」なのかはわかりませんが、営業している雰囲気はありません。
ただ、中には人がいて、飲んでいる雰囲気は伝わってくるのですが、さすがに強引に入るほど心臓に毛は生えておらず、ここで目的地への冒険は幕を閉じたのです・・・。
- 目的を達成できない気持ち・・・0円
- ここまでの小計・・・11,568円
四軒目「この気持ちをどうにかするために!」
このままでは帰れない・・・
冒険家でもなんでもないですが、目的地達成せずには帰れません・・・
何か成し遂げておかないと、きっと後悔する・・・
この気持ちをどうにかするためには、アレしかない・・・
というわけで、久々行きました。
麺とチャーシューの配置が気持ち悪いのは、撮影を忘れて食べ始めたのを思い出し、慌てて整えたからです。
- こってりラーメン(特大)+ライス・・・1,200円(くらい)
- これまでの小計・・・12,768円
散財額の合計は・・・
というわけで、今回の出費は12,768円であり、もしかすると他にも何か飲み食いしているかもしれませんが、記憶にございません。
この額については、会社勤めをしていれば別に高くも痛くも痒くもないのですが、会社をやめて週に2回だけ働く自分としては、結構高くて痛くて痒いです。
が、これだけ楽しくて、ブログのネタにも、YouTubeの動画のネタにもなっているので、十分かどうかはわかりませんが、元は取れたと思っております。
やっぱり、「行かずに後悔より、行って後悔」ですね。
ネクロ・ブッチャーへの質問の答え
前回の中編で、伝説のデスマッチレスラーである、ネクロ・ブッチャーにカタコトの英語で必死に話しかけたことを書きましたが、それでにこのようなメッセージを頂きました。
読みながら涙が滲んできました。お好み焼き屋で通訳もつかず独りのネクロさんによく色々と話しかけていただきました。どんな答えがあったのでしょう… https://t.co/OhvZY1sK2P
— Agai堕武者@C97(火)西H15a (@ochimusyagrind) December 17, 2019
ありがとうございます。楽しみにしております。私は東京大会を観戦し、拙い英語でネクロさんに話しかけましたが、柔和な表情と穏やかな声が印象に残っております
— Agai堕武者@C97(火)西H15a (@ochimusyagrind) December 17, 2019
ありがとうございます。
やはりというか当然のように、自分と同じようにネクロ・ブッチャーに対するリスペクトがある人がいて、めちゃくちゃ気持ちがわかります。
で、先日書いた記事にはこのようなことを書いていましたので、それに対する答えを書いておきます。
「アナタの偉大さを彼女たちは知らないので、さっきまで説明していました」
ネクロ:いやいや昔の話ですよ
「プロレス復帰は今回だけですか?」
ネクロ:そう、シャドウWXのためにね
「もうプロレスには復帰しないのですか?」
ネクロ:もう、こりごりだよ(笑い)
「アメリカに帰ったら、MLBの球団職員の仕事に戻るのですか?」
ネクロ:そうだね
「日本のビールは美味しいですか?」
ネクロ:アサヒが好きだね
「いつまで日本にいるのですか?」
ネクロ:明日は観光して、明後日帰るよ
いずれも「たぶん」とか「だいたい」であり、本当にそう仰られていたかはわかりませんが、言葉以外の手振り身振りや表情などのコミュニケーションから、自分はこんな感じで受け止めました。
メッセージを頂いた【Agai堕武者@C97(火)西H15a】さんが仰られるように、自分も柔和な表情と穏やかな声が印象に残っており、これがデスマッチのリングに裸足で上がり、強烈な受け身を受け続け、デスマッチシーザスを名乗ることが許された男なのか!?と思いますが、やっぱり「強い=優しい」ということでもあるのでしょうね。
あと、前回書き忘れたことを書いておきます。
同席した女性プロレスファンの3人に、いかにネクロ・ブッチャーが凄いかを熱弁していたのですが、それを聞いた、当の本人であるネクロ・ブッチャーが一番喜んでくれたのが、こちらのエピソードです。
彼は基本パンチとキックだけで試合を作り上げるのですが、それが急にタイガードライバーを使ったりして、そのギャップが観客を驚かせたのですよ!(ターザン風?)
これに対してネクロ・ブッチャーが大笑いしてくれたのが、良い思い出になりました。
本当にありがとう!ネクロ・ブッチャー!
といわけで、3回に渡って書いてまいりましたが、これで本当に終わりにしたいと思います。
どれだけの方が全部読んで下さっているか分かりませんが、最後まで読んで下さってありがとうございます。
でわ、股!!