まず全力で否定しておきますが、何らかの犯罪に手を染めて、警察に追われているわけではございません。
これからお話するのは、そっちじゃない「パクる（パクられる）」の話です。
さて、前回も書きましたが、スイミングスクールでコーチの仕事をしていて、夏の短期教室に入ることになりました。
と言っても2日間だけなので、これまでの経験からすれば楽勝なのですが、ちょっとだけ大変なのは、いつものお客さん（子ども）じゃなく、いつものスタッフでもない、ということです。
で、その、いつもはいないスタッフ、普段は一緒に仕事をしない社員さんがいて、自分のレッスンの様子を見て、こう言われました。
「ニシオカさんのレッスン、パクらせてもらいます！」
この発言に対してはもちろん「YES」であり、というか、そもそも自分も散々先輩コーチからパクってきたので、断る理由なんてどこにも無いのですが、ちょっとだけ意地悪な自分が、心の中でこう呟きます。
「パクれるもんならパクってみな！」
というのは、どんな練習をするか？どんな遊びをするか？は確かに大事なのですが、それ以上に、何でその練習をするか？何でその遊びなのか？という方が、もっと大事だからです。
で、その大事な「何で？」の部分は見せていませんから、たぶん、パクったところで同じようには行かないでしょう。残念ながら。
そして、本当にパクるやつは、黙ってパクります。
黙ってパクって試してみて、上手くいけば自分のモノにして、上手くいかなければ、またパクりにやってきます。
なので、「パクらせてもらいます！」なんて宣言するのは、リップサービスというか持ち上げようとしているだけな気がして、「はいはい」みたいな返事なるのは、しょうがないですよね？
ま、相手は若くて経験も浅いけれど社員であり、自分は歳上で経験もあるけれど雇われる側の人間ですから、褒めておいて損はないでしょうからね。
といわけで、闇営業じゃなく、ちゃんとした仕事に、行ってきまーす。
でわ、股！！
