こんなニュースがありました。
香川県警丸亀署員が、私用で訪れた同県丸亀市内のリサイクル店で、店員とトラブルになった際、警察官であることを示し、威圧的な態度をとったとして、店から威力業務妨害と不退去の両容疑で刑事告訴されていたことが県警への取材で分かった。県警は受理し、捜査を進めている。
香川県のお巡りさんが、プライベートで私物をリサイクルショップに持ち込んだ際、皿1枚が割れていたので買取りを拒否され、それを「店側が割った」と主張して揉めたあげく、「わしは警察や」や「今度立ち入りしようか」などと恫喝したのですが、その様子が店のカメラでバッチリ撮られていて、その後上司と謝罪には訪れたものの、そこに誠意を感じなかった店側が刑事告訴を行った。というお話です。
で、TVのニュースなどでその動画が公開されているのですが、そのお巡りさん、いや、こんなヤツに「さん」を付けるのはイヤなので「お巡り」、の顔と声に処理がされており、氏名なども公表されていないことから、警察が身内をかばっていると見られても仕方のない状態となっています。
さて、このニュースに対して思うことは色々あるのですが
とにかく格好悪い!
と思うのは、自分だけでしょうか?
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権威を傘に着る格好悪さ
あくまでも報道による情報しかないので、一方的に、このお巡りが割れた皿を持ち込んだと決め付けるつもりはなく、あえて本当に店側が皿を割っていたとします。
それならそれで一旦それを認め、その場は皿を納めて帰宅して、その後仕事で培った経験や技術を駆使して店側が皿を割ったことを何らかの形で証明して、後日その証拠を手に再度来店して、そこでニコっと笑いながら「わし警察やねん」みたいなことを言うのが、カッコイイんでしょう!(「嫌な奴」とは思われるでしょうけれど・・・)
それをせずに、権威を傘に着る形で最初から「わし警察や」と切り出すのは、ひたすら格好悪いです。
撮られる格好悪さ
そもそも事件や事故が起きた場合、警察が民間の店などに設置された監視カメラで撮影された映像を借りることはよくあることで、これまで相当な数の協力してきたはずです。
現に自分みたいな端っこで生きている人間でも、過去に会社勤めをしているときに勤めている店舗の近くの警察がやってきて、事件に使われた車が前の道を通ったはずだから、監視カメラがあれば映像を貸して欲しいとやって来たことがあります。(監視カメラ自体無かったので、協力できず)
そんな「民間の力を借りないといけない立場」である警察が、その民間のカメラに撮られて、その映像が証拠として残るというのは、なんだか二重の意味で格好悪いです。
謝罪の格好悪さ
事が起きた後、店が警察に相談して、そのお巡りが上司と一緒に謝罪に訪れたようです。しかし、いいわけばかり繰り返すお巡りに不信感を抱き、店側が香川県警本部に告訴し受理されます。
これが最初から、「しらんがな!」と突っぱねた上で告訴されたなら、それこそ全面戦争でいい(良くない!)のですが、一度頭を下げたにも関わらず、それが不発に終わってしまったわけで、まさに「火に油を注ぐ」のが、メチャクソ格好悪いのです。
あと思うこと
これだけ書いてもスッキリしないくらい「格好悪い!」と思うのですが、ひとつ気になっているのは、この証拠となっているお巡りの恫喝映像が、どの時点で明らかにされたのか?ということです。
時系列としては、こんな感じのはずです。
- 事が起きる
- 警察に相談
- お巡りと上司が謝罪
- 県警本部に告訴状を提出
例えば事が起きてすぐ、この映像の存在をチラつかせて警察に相談すれば、すぐに全力で謝罪してもみ消していたような気がします。
ということは、映像の存在を明かしたのは告訴した後で、「実はこんなのがありまして・・・」とやって、警察がもみ消すことは出来ないようにしていたのであれば、明らかにこのお巡りなんかより「カッコイイ!」わけで、世間も自分も応援したくなりますよね。
というわけで、香川県にあるリサイクルショップ、どこにあるかも店の名前もわからないですが、少なくとも応援しておりますので、がんばれー!てな感じです。
そして全国のお巡りさん、こんな「さん」が外されるヤツは一握りだけで、他の方はそんなことないと思いますが、今後そうならないように気をつけてくださいね~
でわ、股!!
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