どうも、マスクド・ニシオカです。
本日、無事に令和を迎えることが出来ました。
「昭和生まれの平成育ち!令和になっても相変わらず!」
てな感じでやっていきますので、今後もヨロシクお願い致します。
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さて、先日放送されたラジオ【深夜の馬鹿力】で、パーソナリティーの伊集院光さんがこのようなことを語られていました。(大体こんな感じです)
このゴールデンウィーク中に何をやるか考えて、新しいスポーツジムに通うことにしたので、すでに会員になっているところの退会手続きをすることにした。
(その流れで)
スポーツジムにとって一番いいお客さんとは、毎日通うお客さんではなく、お金だけ払って来ないヤツ、つまり俺です!だから優等生です!
(深夜の馬鹿力 2019/4/29放送分より)
一応補足しておきますと、基本的にスポーツジムというのは『月謝制』ですから、利用してもしなくても、お金を払わないといけないシステムです。
つまり、客側として元を取ろうとすれば「いかに多く利用できるか?」となるわけで、ここで伊集院光さんの言う「お金だけ払って来ないヤツ」というのは、一番元が取れていないことになります。
逆にスポーツジム側としては、何も提供せずにお金だけが手に入るわけですから、そりゃあボロ儲けですので、伊集院さんの言うように『優等生』となるのですが・・・
果たしてスポーツジム側は、そう思っているのでしょうか?って話です。
確かにボロ儲けですが・・・
確かに「お金だけ払って来ないヤツ」は、スポーツジムの提供するモノを何も手にせず、お金だけ払ってくれる存在ですから、それを原価率と表現するのが正しいかどうかはわかりませんが、そういう意味ではメチャメチャ高く、スポーツジムとしてはボロ儲けでしょう。
しかし、人間誰しも無駄にお金を払っているモノに価値がある、とは思いませんので、如何なる理由であっても、通わなくなったスポーツジムに価値があるとは思えず、時間の経過とともに「辞めようかな?」と思うようになります。
それを幽霊会員と呼ぶ
あくまでも自分が長年勤めていた会社での話ですが、そういう「お金を払っても来ないヤツ」のことを、幽霊会員と呼びます。
で、その幽霊会員を「どうやって減らすか?」を議論することはありましたが、それを推奨することや、それで儲けようとする考えをすることはありませんでした。
スポーツジムとして、お金を生み出す優等生であるはずの幽霊会員を減らそうとするのは、幽霊会員はそのうち退会してしまう、つまり退会予備軍だからです。
幽霊会員は爆弾のようなもの(その1)
例えば会員が2,000人いるスポーツジムがあって、幽霊会員が1,000人いたとします。
スポーツジムとしては、利用者の数が半分でも2,000人分の利用料が手に入りますのでボロ儲けなのですが、その幽霊会員がいつ急に「辞める」と言い出すかわからず、常にドキドキすることになります。
それなら1,500人しか会員がいなくても、幽霊会員が50人しかおらず、長い期間1,450人の利用料が定期的に入るほうが、健全な経営となるはずです。
というわけで、スポーツジムにとっての幽霊会員とは爆弾のようなものであり、決して優等生とはならない!と思うのです。
幽霊会員は爆弾のようなもの(その2)
またちょっと違う意味となりますが、やはり「幽霊会員は爆弾」という話です。
入会するときの規約には「利用が無くても料金を払わないといけない」みたいなことが書いてあり、それに本人がサインしているにも関わらず
「利用していないのに金を取るとは、詐欺じゃねーか!」
と爆発するお客さんがいるのです。
「来るか来ないかはお客さんの自由であり、その権利を手にするための料金でして・・・」みたいなことを説明しても聞く耳を持たず、結局、対応に疲れて数か月分の利用料をお返しして帰ってもらうこともあり、こういう経験があるから「幽霊会員は増やすな!」ということになっています。
スポーツジムにおける優等生とは?
では、スポーツジムにおける優等生とは、どういう会員を指すのかというと、「お金を払ってそれなりに通い続ける会員」だと思われます。
ここで「お金を払って熱心に通い詰める会員」という存在もいますが、このタイプのお客さんは、すでにいる他の会員とのトラブルや、新規会員に対して厄介な存在になりうるので、これも優等生とはなりません。
(なので「それなりに通い続ける」となります)
伊集院さんの場合は別の話
とまぁ、ここまで書いてきましたが、話の元になる伊集院さんの場合は「別のスポーツジムに変わる」ことが目的であり、そもそも「最近のスポーツジムは、簡単に入会が出来るくせに、退会するのはややこしい!」ということに触れているだけですので、あしからず。
最後に
これはスポーツジムではなく、スイミングスクールの話ですが・・・
さすがに最近は減りましたが、その昔、まだスポーツジムの利用料が引き落としではなく手渡しだった時代には、「お金も払わずに来るヤツ」がいました。
相手が大人なら、ハッキリと「来ないでください」と出禁にできますが、子ども相手だとそうは行かず、非常に対応に困ることがありました。
ま、それに比べればお金を払ってくれるだけ優等生なんですけどね。
でわ、股!!
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