痛風の旦那や彼氏を持つ人に知ってもらいたい3つのこと

どうも、マスクド・ニシオカです。

私は痛風持ちで年に数度発作が起きていまして、発作が発祥しますと歩けなくなるくらいになります。痛風のことをご存じない方からすると、「ちゃんと治せば？」と思われるでしょうし、それは自分でも理解しています。ただ痛風については「本当に痛いの？」「単なる贅沢病でしょ？」「お酒を飲み過ぎなだけ」などといわれがちな面もありますので、実際に体験している自分から、ご家族や本人の周りの方に対して、また痛風を知らない人にも理解してもらえるようにいろいろ書いてみたいと思います。

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＊＊＊注意＊＊＊＊

ここで書かれていることは本人が実際に体験していることではありますが、あくまでも素人が書いているものですので個人差があるとご理解ください。

痛風の痛さ

とにかく痛い！めちゃくちゃ痛い！しかし内部で起こっていることですので、見た目よりも他人には伝わりません。周りの人は本人の痛がり具合で判断するしかありませんが、本人は耐えるしかない状態ですので、なかなかそれを上手く伝えることが出来ません。

物凄く簡単に痛風の痛みを言葉で表現すると、まるで自分の血管の中にナイフを持った小さい何かがいて、それが中から自分を傷付けているような感じです。炎症が起きている患部を触れば当然激痛が走りますが、何も触れなくても激痛が続く場合もあります。痛風とは「風が触れても痛い」という意味ですが、風が触れなくても痛みが起こります。

痛風の痛みは関節を動かすことで激痛が起こります。大まかには①足の指関節・②足首・③膝の３つで炎症が起きることが多く、足の指の方が初期段階で付き合いが長いと膝に来ます。

画像は自分の足の指に炎症が起こっている状態ですが、左右の違いで腫れ具合がわかると思います。

問題は膝に炎症が起こった場合、横になって寝ることが難しくなります。どちらに向いて足をどの角度で置けば痛くないか、それを知るまではどうやっても痛みが起こります。当然寝返りを打つことも出来ませんし、ひどい時には横になって寝ることが出来ません。膝以外の場合はこの問題は起こりにくく、クッションやタオルなどで痛くない方法を取れます。どちらにせよその痛みは本人しかわかりませんが、本人はかなりの激痛で、クシャミをした反動で体が動いただけで発作の関節の部分が動いて痛みが起きます。

歩く場合は発作による炎症が起きている場所で程度が変わります。足の指に発症している場合はかかとだけ地面に着けば歩けますが、足首や膝の場合骨折と同じで松葉杖が無いと歩けないような状況になります。なかなか理解してもらえないのが、足を地面に着くときも痛いのですが、その足を地面から上げるときも痛いのです。

名医の図解 痛風を治す生活読本 (名医の図解-Home Doctor-)

 痛風の治療

そんなに痛いのなら、ちゃんと治療をしろ！といわれます。もちろんおっしゃるとおりです。しかしそう簡単なものではありません。

痛風と他の人にいいますと、やれ贅沢病だ！とか、やれ酒の飲みすぎだ！とかいわれますが、実は原因は多岐に渡っていてストレスや筋肉量に関係しているとか、いろいろいわれます。痛風の発作が収まっているときに、尿酸値を下げるための薬を飲むことで痛風を治療することが出来ますが、これは発作が起きていないときに出来ることで、発作が起きて炎症が始まると、この尿酸値を下げる薬が逆に炎症を起こすことになります。

一番の問題は、発作が起きて炎症がひどくなった場合、痛み止めとして薬を飲んだり注射をしたりするしかありません。痛風の発作が起きた場合、周りの人は病院に行くことを勧めますが、病院に行っても痛み止めしか出来ません。自分の場合、あまりにもひどい痛みが起きたときに大きな病院に行きましたが、結局は「これは痛風ですね」という診断と、その痛みを和らげるための飲み薬しかもらえません。そしてその薬は現在薬局で売っています。（いつもありがとう、ロキソニンＳ）

ただ痛み止めで薬を使う場合注意が必要で、ロキソニンＳは大丈夫ですがバファリンはダメというのがあります。これは「アスピリン」が関わっていまして、通風の痛みはアスピリンだとよけいに痛みがひどくなります。問題なのはロキソニンＳは薬剤師のいる薬局じゃないと買えませんから、手に入らない場合があります。そういう場合は病院の近所にある処方箋がないと薬がもらえないようなところに売っている場合があります。アスピリン系でなければ「イブＡ錠」がイブプロフェンを使用していますので、ロキソニンＳほどの効果がありませんが、アスピリンのように痛みがひどくはなりません。

【指定第2類医薬品】イブA錠 60錠

もちろんスタスタ歩いて病院に行けるわけもなく、タクシーに乗ることすら激痛に耐えながらなので、その割りに得られるもの少ないと感じ、それ以来発作が起きてから病院に行くのはやめています。発作が起きた場合、痛みはロキソニンでしのいでいます。ただし痛み止めの薬を飲んだからといって、すぐに痛みが和らぐわけではありません。激痛が強い痛みに変わるくらいです。ですので安静にしてしかありません。

それと患部を冷やすことで痛みを和らげることが出来ますが、あくまでも痛みを和らげることが目的であって、痛風そのものは治りません。

痛風は喉元過ぎれば何ともない

痛風の発作が収まり、痛みがなくなったとします。ならば今度こそ治療を！といわれます。もちろんそうなのですが・・・

痛風の発作が起きたときの痛みは激しく、本当に2度と起こって欲しくないと思います。しかし発作が収まり痛みがなくなると、痛風という病気は完全に影を潜め、普通の生活では何の支障もなくなります。なのでどうしても「喉元過ぎれば・・・」になります。でも、本人はわかっているんです。ごめんなさい。

ただ仕事が忙しい場合など、病院に行く時間が取りにくくて痛みがなく切迫していないので、病院に行く時間を無駄に思えてしまいます。そして病院には行かず尿酸値なんてどこへやら、次の発作が起きるまで「痛風？なにそれ？」となってしまうのです。ごめんなさい。

自分の場合痛風の発作が起きるときは、ストレスと水分不足が重なって起きることが多いような気がしています。仕事をしているときは、仕事が多忙を極める頃に暴飲暴食が重なると炎症が起きていました。昔はそれが痛風から来るものだともわからずに、ただ医者のところに行って無理やり水を抜いてもらったり、痛み止めを直接患部に注射をしてもらってしのいでいました。今から考えれば、その頃から尿酸値を下げる薬を飲んでいればと、後の祭りで思います。ごめんなさい。

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最後に・・・ごめんなさい

痛風の発作が起きて痛みに苦しんでいるのは本人ですが、その周りの人も迷惑がかかっています。自分が仕事をしているときは、休みたくても休めなくて、多少の痛みを我慢してそのあと激痛に変わって仕事場に行くこともできなくなることもありました。職場のみなさんには大変な迷惑をかけてきました。ごめんなさい。

もちろん家族である嫁も、自分が動けなくなるので身の回りのことをやってもらうことになるので、迷惑をかけていることになります。ごめんなさい。

最後にもう一度書いておきますが、ここに書かれたことはあくまでも個人的な経験談によるものであり、医学的に正しいかどうか責任は持てませんので、予めご了承ください。そして今後はちゃんと薬を飲んで尿酸値を下げます。ごめんなさい。なんとなく。

でわ、股！！

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