先日ペヤングを発売するまるか食品が、新商品として「ペヤングソースやきそば超超超大盛GIGAMAX」を発売するというニュースを目にしました。
ペヤング史上最強のハイカロリー商品――。まるか食品(群馬県伊勢崎市)は6月、「ペヤング ソースやきそば超超超大盛GIGAMAX」を発売する。味はおなじみのペヤングだが、439グラム(麺は330グラム)で通常サイズの約4倍。1食あたり2142キロカロリーという「ギガ盛り」だ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180531-00000033-asahi-bus_all
ペヤングといえばこれまでにも「超大盛」という商品がありましたが、今回はそれを越える麺の量で、基本ペヤングの4倍(大盛の2倍?)となっているようです。
(出典 まるか食品)
これまでに何度も大盛サイズを食べてきましたが、さすがにさらにその倍は食べれるかどうか・・・食べれたとしても胸焼け必至で、ニュースによると、まるか食品の広報担当者も「1人で食べる場合はカロリーに気をつけて下さい」と仰っているようなので、相当な量なのでしょう。
ま、そんなひとりで食べきれないほどの量を商品として発売するところが、ペヤング(まるか食品)なのでしょうけどね。
ちなみに発売時期は、関東が6月18日からで、関東以外は7月9日となっています。
昔はUFO派だった
時は西暦1980年頃、まだ少年だったマスクド・ニシオカの土曜の昼\ゴハンは「UFO」と決まっていました
まだ小学校が土曜日半ドンだった(午前中は学校が行っていた)ので、親は子どもたちの昼ゴハンを用意しなければならない時代でした。
我が家の場合は土曜日も両親が働きに出ていたので、妹と2人で昼ゴハンを食べることになるのですが、そこにあるのはUFOだけでした。
そこでお湯を沸かしてUFOを食べるのですが、妹と自分の食べ方に大きな違いがあり、いつも揉め事が起こります。
妹は麺を一本ずつすすりながら食べますが、自分は一気に口一杯に頬張り、麺が喉に引っ掛かりながら流れていくのを楽しんでいました。
当然食べ終わるのは自分が早く、妹のカップにはまだ麺がいっぱい残っています。
その残った麺を見る兄の異常な目つきを察知した妹は、UFOを抱え込むようにガードしますが、手に入らないとわかるほど欲しくなるのが人間の悲しい性です。
兄という、ただ単に先に生まれただけの権力を振りかざし、残った面の半分をせしめることに成功するのですが、妹がそれを仕事を終えて帰宅した母親に密告し、結果自分がこっぴどく怒られるということを毎回繰り返していました。
やはり、食べ物の恨みは買うものではありませんな。
などと、どうでもいい話を書いてまいりましたが、その当時、関西圏ではペヤングはあまり流通しておらず(たぶん・・・)、UFOの方が手に入りやすかったため、少なくとも我が家の土曜日の昼ゴハンはUFOが定番だった。という話です。
ペヤングとの出会い
そんなUFO派だった自分の前に、ペヤング大盛が現れました。
それは少年が大人になり、会社勤めをしてちょっとだけ偉くなって部下を持ち、現場スタッフのモチベーション向上を狙って飲み会という名のパーティーを開くようになった頃の話です。
もちろんそれまでにもペヤングの存在は知っていましたし、関西圏でもペヤングは流通するようになっていましたが、UFO派である自分は見向きもしていませんでした。
ところが置かれた状況は、スタッフのモチベーション向上を狙ってパーティーを開くことで、他にもピザや寿司などの食べ物は用意しましたが、出来るだけ参加費は安く抑えているし、自分の懐は寂しいし、会社の金は使えないし、の三重苦です。
そこで安くてお腹が膨れるものとなると、確かにUFOは上手くて安いのですが、ペヤング大盛と比べると、その差は歴然です。
そこで個人的には「仕方なく」ペヤングを買ったのですが、それを若いやつらが嬉々として食べ漁る姿を目にして、UFO派だった自分も口にするようになり、あっさりペヤング派に寝返ってしまいました。
少年期の願望を叶える大盛
ペヤングに寝返った理由は、もちろん「安い」ということもありますが、それ以上に少年時代に感じていた「食べても食べても無くならない麺」への憧れ、そして口一杯に麺を頬張り、ソーズがからんだだけでスープの水分がない大量の麺が、喉を無理やり通っていくのが何度も繰り返せるからです。
もちろんUFOを2個大人買いして同時に食べれば叶えられる願望ではありますが、それはちょっと違うのです。
例えば同じ日清食品グループから、カップヌードルナイスというカロリー半分の商品が発売され、CMで「2個食っても1個」というアピールをされていますが、そうじゃない!それなら1個で2倍にしてくれ!というのが魂の叫びで、そういうところが、日清食品グループと、まるか食品との差なのです。
過去には戻れませんが・・・
やや話が逸れましたが、もしペヤング大盛があれば、妹が一本ずつ食べて残った麺を、無理やり奪う必要もなかったのです。
そういえば妹は、兄に麺を奪われるのを防ぐために、わざとソーズをかけずに食べるという荒技を編み出しましたが、そんな悲しいエピソードも生まれなかったはずなのです。
もちろんタイムマシーンで過去に戻って、ガキんちょの自分たちにペヤング大盛を食べさせることはできませんが、ふと、ペヤングソースやきそば超超超大盛GIGAMAX発売のニュースを見て、そんなことを思ったので書いてみました。
でわ、股!!
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