どうも、マスクド・ニシオカです。
スイミングスクールで26年ほど働いてきました。
最初はアルバイトで監視員をして、そのまま指導するコーチとなり、アルバイトから社員となって指導だけでなく裏方の仕事も学び、最後には現場責任者をしていました。
たぶんですが、スイミングスクールで働いたことがない人からすると、コーチといえばプールで水着姿で水泳を教える人という想像をするでしょう。
もちろんそれは間違いではないのですが、スイミングスクールの責任者を経験した自分からすると、本当の意味でスイミングスクールで働くということは、何でもできないとダメ!という感覚があります。
- プールや館内の掃除
- 水質管理のための設備管理
- 進級テストの入力や会員名簿の作成などの事務作業
- 売上げの管理や銀行等への入金作業
- 年間予算の作成
- イベントの企画書作り
- 報告書の提出
- スタッフの配置と管理
- アルバイトの求人と面接
- 保護者からのクレーム対応
ざ~っと書き出しただけでも、水泳指導以外の仕事がこれだけあります。
もっと細かいことをいえばもっと書けますが、お客さんがトイレにオムツを流したのが下水道で詰まってしまい、屋外にある下水道に繋がるマンホールを開けて、ゴキブリがワラワラワラと出てくる中、手に持った長い棒でウ〇コとオムツで出来た塊を、突いて崩して流してトイレの詰まりを解消する。なんて仕事は書かずにおきました。
それよりも嫌な仕事
自分の場合、前述したような仕事はそれほど嫌いではありませんでした。
もちろん書いた例の中には突発的なこともあり、それはいま思い出すだけでも嫌な仕事はありました。
部下が借金に手を出して借金取りから職場に電話やFAXが来るようになったり、アルバイトが急に来なくなったので「どうした?」と何度も連絡したら、「実は妊娠しているのに気付かず、しかも流産していた・・・」とか重いメールが返ってきたり、それなりに大変なことはありましたが、あくまでもそれらは突発的なことであり、定期的なことではありません。
スイミングスクールで働いていた間、ず~っと嫌だった仕事
それは・・・チラシのデザインです。
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スイミングスクールで配られるチラシの数
一般の方がスイミングスクールで配られるチラシの数を、どれくらいと想像されるかはわかりませんが、年間の相当な数のチラシが配られます。
そこに保護者向けのお知らせ文なども含むと、ヘタすれば年がら年中チラシを作っているともいえます。
最近はネットやスマホの普及が広がり、紙媒体での宣伝広告は減りましたが、それでも会員向けの配布物としてまだ配られていて、それらをデザインする仕事は本当に嫌でした。
もちろん自分が苦手なだけで、ちゃんと勉強すればよかったのですが、そんな勉強をする暇があったら水泳や指導の勉強をするほうが・・・と思っていた自分は全く無視して、いつもPCの画面とにらめっこしながら、全く作業が進まない時間を過ごしていました。
チラシ業者はいるのですが・・・
春と夏に行われる特別教室(短期教室)などは、新聞折込などの媒体を使う大掛かりな宣伝広告を行います。
そういう大掛かりな宣伝に使われえるチラシは、印刷会社がデザインをしてくれます。
個人的には「餅は餅屋に」と思うのですが、会社の偉い人はそうは思いません。
「業者の言いなりになるな!」
「現場のカラーを考え抜け!」
「チラシにも魂を込めろ!」
みたいなことを仰られるので、チラシ業者に丸投げしたら怒られます。
さすがに会社の規模が大きくなってからは、チラシ御者に予めデザインの案をたくさん出してもらい、そこから選ぶことでデザインを考える手間は省けましたが、それでも偉い人は、出来上がったチラシを手に「う~ん、なんだかなぁ~」なんて骨董品を品定めするような目で見ています。
それを聞いた自分は、ヘラヘラ笑いながら「じゃあ、オマエがやれ!」と心の中で呟いていました。(たぶん、最近の若い人はSNSで呟くんでしょうね~)
チラシやめます!
あんまりにもチラシのデザインが嫌だったので、春の特別教室(短期教室)のチラシでの宣伝広告自体をしなかったこともあります。
もちろんそれだけが理由ではありませんし、「チラシのデザインが嫌!」といって「ハイそうですか」と簡単に通る相手(会社)ではありません。
どうすればデザインをしなくて済むか考えた結果、いつも会議で「経費削減!」と言われていたので、それを逆手にとって「宣伝広告費を削減する」というお題名目で会社に仕掛けました。
おもしろいもので、自分が嫌なことをしないためなら面倒な作業も苦にならず、経費削減の効果と、浮いた経費の使い道、宣伝広告を打たなくても集客する手立て、この辺りを事前にキッチリと数字でまとめ、会議の場でバババ~っと並び立てて、アーもウーも言わせないで認めてもらいました。
と、まぁ、それくらいデザインが嫌だったという話です。
なんでそんな話になったかというと、この記事を読んだからです。
このブログだけでなく、YouTubeに動画を上げていることもあって、簡単ではありますが自分でデザインした画を加えないといけません。
素人ながら楽しんでいるのですが、ある程度以上はセンスがないと無理かな~?と思っていました。
しかし言及させて頂いた記事を読むと、「勉強すれば誰にでも」と書かれていますので、ちょっとでも勉強してみたいと思います。
もちろん今さらデザイナーデビューをするつもりはありませんが、人生何事も今が一番早いですからね。
でわ、股!!
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