韓国の観光客が大阪は危険だという報道
どうも、マスクド・ニシオカです。
朝、目覚めたら６時。いつものようにブログの数字をチェックして、ブログのネタになりそうなニュースがないかチェックします。そこにこんな記事がありました。
2016年10月11日夕の放送によると、韓国の会社員男性（46）がインタビューに対し、旅行で5日夜に道頓堀商店街まで来ると、中学生の息子（13）が突然、20代らしき「日本人の男」から後ろ足で腹部を回し蹴りにされたと証言した。息子を助けようとすると、男性も腕の部分を蹴られ、男性が韓国語で抗議すると、「日本人の男」は拳を振り上げて威嚇したという。
自分は大阪生まれの大阪育ちですが自宅付近は観光地ではないので、このニュースのことは知りませんでした。そんなことを思いながら、嫁が作ってくれた朝から朝ゴハンを食べて、ユニバーサルスタジオジャパンに向かいます。年間パスを買って３回目。これで元は取れました。
ユニバに着いて、今朝見たニュースが蘇ります。数はわからないけれどユニバには確実に海外からの観光客がいて、その数は少なくないはずです。現に乗り物に並んでいるときに後ろにいたカップルは韓国の方だと思います。というわけで、このニュースに書かれていることは急に身近な問題となりました。強引ですが。
このニュースの反応
このニュースにはコメントが出来るようになっていたので、それをザーッと見てみると、概ね韓国の観光客に対して「ザマーミロ！」「もう来るな！」というような敵意むき出しの内容が多くて、韓国の観光客に対して良くないイメージを持っているんだなぁ～とボンヤリ思っていました。
ただ、自分は大阪人ではありますが、このニュースの舞台となっている道頓堀にあんまり訪れることはンないので実体がよくわからないのですが、ただ、観光客が多いから行かなくなっているかもしれない、とは感じます。そう考えると回りまわって迷惑をこうむっているのでしょうか。
そんなニュースのコメントの中に、「大阪の人はどう思っているんだろう？」みたいなことが書かれていて、大阪人として、感じるだけでなく、ちょっと考えてみようかなと思った次第でございます。
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ぶっちゃけていうと、得することが無い
実際問題として、大阪の一部が韓国の方に関わらず観光地になっているのは確実でしょう。ニュースの舞台となった道頓堀も大阪城も通天閣もユニバも、観光地として海外に紹介され多くの人が訪れています。しかし、大阪に住んでいる自分としてはそんなに何にも得することが感じられません。
ちょっと調べてみると、大阪に訪れる観光客の数は増えているようです。
さて、大阪人として損と感じることはたくさんあります。単純に地元の人間として観光地とされた所、例えば大阪城に自転車でノンビリしに行こうかと訪れても、いるのは海外の方ばかりで大阪城なのにカリオストロの城（？）になっています。もう完全に大阪のモノではありません。道頓堀だって通天閣だって免税店や観光客目当ての店が増えて、地元の人は行く店が減っています。観光客目当ての店は行きませんから。
損する分だけなにか得することがあるならば、プラマイとんとんで結果オーライですが、得することを感じられません。経済的にいえば大阪が儲かっているのかもしれませんが、大阪は貧乏だ貧乏だって言われていますし、儲かっている分なにか大阪人に還元されるキャンペーンが行われるなら、抜いた剣をくるりと鞘に戻しますが、大阪の住民税が安くなったりするわけでもなく、大阪に観光客が増えたことによる恩恵は感じません。
あ、でも住民税、まだ払ってなかった・・・だって、会社が処理を忘れていたんだもん！（以上蛇足）
昔、近所のいた怖いおっさん
自分がガキの頃といえば４０年近く前、そのとき地元には怖いおっさんがいました。身に着けているものは肌着でスリッパか雪駄を履いていて頭ボサボサで無精ヒゲがあって、総じて怖かった。ガキである自分たちが騒いでいたら怒られて、キャッチボールしてて投げたボールが車に当たって怒られて、おっさんをからかって怒られて、とにかく「こら～！」って怒鳴られていました。
それと今回のニュースが同じとまでは言いませんが、近所の怖いおっさんが騒いでいるガキを怒るのと同じような気がするのですが、どうでしょう？このニュースでは突然、20代らしき「日本人の男」から後ろ足で腹部を回し蹴りにされたとありますが、なぜ蹴られたの？という部分が不明です。
もしかしたら、その場では何もしていなかったかもしれません。しかし、『日本に来た』ということだけはしているのです。そのことだけで蹴られたらたまったもんじゃありませんが、日本に来た観光客に対して、自分と同じように得よりも損すると感じているならば、そういう感情になる可能性はあります。理不尽ですが。
蹴った人が何物かも不明ですが、それが近所にいたおっさんと同じ感覚ならば納得できます。近所のおっさんも他の人からすれば理不尽と思われる理由でも、平気でおっさんの正義論を振りかざして声を大にして怒鳴っていましたから。
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観光客は来なくていいのか？
自分は経済には詳しくないのですが、今後日本が潤うには観光地として外貨を稼げるようにならなければならない、という説があります。いや、あるらしいです。たしかに観光地に海外の方がわんさか訪れて我がもの顔をされるのは、あんまり気持ちの良くないものです。しかし、観光に来た人がお金を落として帰ってくれるなら、来てもらって万々歳なはずです。でも、その恩恵がないのが困る。と同じようなことを書いてみる。
大阪は世界の観光地の仲間入り？
このニュースにはこんな一文もありました。
ただ、道頓堀は飲み屋が多く、韓国人観光客がぼったくりに遭うなどのトラブルは結構あるそうだ。
ぼったくりに遭うことがトラブルならば、他の国なんてぼったくりだらけじゃないかと思いますし、大阪が観光地としてがんばっているから、ぼったくりしているように思いますが、擁護（？）しすぎでしょうか？
蛇足
嫁は旅行が大好きで、隙あらば海外でも国内でもドコでも旅立つことをたくらんでいます。そんな嫁が数年ぶりに訪れたユニバに着いてひと言、「海外旅行行きたくなったら、ここに来ればええんや」それくらいユニバには海外の方が多くなりました。ま、そのおかげでハリポタがやってきて、新しいアトラクションも出来るんでしょうから、回りまわって得しているのかもしれませんね。
というわけで、かなり遠回りをしましたがユニバの年間パスを買って電車賃だけでユニバを楽しんでいる自分としては、観光客の人に来てもらってよかったです。でも、希望としたら３人か５人で来て欲しい。シングルライダーが早く乗れるから。うふふふふ。
でわ、股！！
