46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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日本競泳界の内紛問題のハナシ〈mata.〉

先日福岡で開催された水泳の世界選手権で日本はメダル銅2個に終わり、さらに選手からはSNSなどで不満の声が漏れ、そして一番驚いたのが、来月開催されるアジア大会の日本代表コーチを務めることになっていた平井伯昌コーチが辞退するという内紛問題が報じられています。

news.yahoo.co.jp

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これを見て、長年スイミング業界に身を置いた人間として「今回はバッサリ斬ってやろうじゃないか!」などと拳を振り上げたものの、もうやめた人間ですし、そもそも選手クラスについて語れるほどではなく、元いた会社の方々がこれを読んだら「オマエが言う!?」と叩かれそうなので、ゆる~い感じに留めますので、怒らないでね。

 

選手の反乱?

当たり前ですが、泳ぐのは選手で指導するのはコーチです。

そうなると必然的に偉いのはコーチで、選手は指示に従う立場になります。

でも選手だって人間ですから、「こうした方が良いのでは?」と考えます。

ただ、コーチはそれをされたら困ります。

だって、言うこときかせられないと、コーチとして不合格だから・・・

そして、選手が自分で出来るなら、コーチは不必要となるから・・・

 

その証拠ではないですが、とある記事にこんなことが書いてありました。

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こうなると日水連に大きな非があるように見えるが、数々の選手を育てたあるコーチは選手サイドにも問題点があると指摘する。「近年は選手とコーチの立場が入れ替わってしまっている。選手を育てようと思って指導をしても、選手に嫌われたらすぐにコーチを外される。あまりに選手が力を持ちすぎるせいで十分な指導ができなくなっている。私は気にしていないが、若いコーチほど気にしてしまう」。実際に黄金時代を知るOBも「最近の選手は、すぐコーチを代えている印象がある。あれだと厳しいですよね」と顔をしかめた。

よくある芸能ニュースなどに出てくる「関係者A」で、お前誰やねん!とは思いますが、ベテランコーチがこのようなことを言いそうなのは想像にたやすく思えます。

確かに昔はそうして選手を強くしていたんでしょうが、時代は変わって選手も情報を得れるようになったので、コーチも考え方を変えないと選手から嫌われるのは当然で、選手にコーチを選ぶ権利があるのも当然で、それを選手のせいにするのはどうなんでしょうか?

さらに言うと、そうやって選手に寄り添うことで選手を大きく成長させたコーチの存在は、日本水泳連盟には目の上のタンコブで、厄介になります。

それで選手たちが反発して能力が発揮できなくて銅メダル2個で、さらに平井コーチが辞退という結果になったのでは?というのは、ま、妄想ですけどね。

 

新しいコーチが育つ?

自分が知る限りなのでかなり狭く、しかも6年ほど前でかなり古い情報ですが、民間のスイミングスクールで選手を指導するコーチには、その分の手当てが出ません。

もちろんオリンピック選手を育てるようなコーチになれば、それなりの手当てや何らかのスポンサー契約とかもあるでしょうが、普通のスイミングスクールにいる、ちょっと速い子どもを指導する選手コーチには、時間外勤務手当がつきません。

いうなれば選手コーチは(ほぼ)ボランティアで、選手クラスにつきものの試合や合宿もほぼ無償で働いていることが多いはずです。(ちょっとは手当てが出るかな?)

となれば、最近の若者が「やりたい!」となります?

もちろん、それでもやる若者はいるでしょうし、会社は儲けを優先するべきでしょうし、そもそもベテランコーチたちがそうやってきたのだから当たり前なんでしょうが、それで次の世代のコーチが生まれます?

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もちろん松田丈志さんに文句を言ってるわけじゃなく、みんなそのことはわかっているけれど、若い世代はこんな条件じゃやりたがらないし、ベテラン世代は降りたくても降りられないし、そんな膠着状態が続いているのを、誰も触れたがらないのです。

あとは大きな声じゃ言えないけれど、内情を知っているからか、オリンピックでメダルを取った名スイマーたちは、コーチにならないですよね?

間違いなくいえるのは、日本の水泳界の底辺を支えているのは、普通のそこら辺にあるスイミングスクールの選手クラスで、その予備軍であるちびっ子を指導するコーチのはずです。

そこに何らかのサポートがなく、このまま過去の栄光だけでやっていこうとするならば、今後はかなり厳しいのではないでしょうか?

 

最後に

正直自分なんて水泳界の底辺にいて、しかも辞めた人間です。

そんな中途半端な人間が何を・・・と思われるのが嫌で、最近は水泳界のことについて書くのをやめていました。

それでも書いたのは、いろいろ調べているうちに見つけた、この記事を読んだからです。

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特に『水泳を愛する者』ではありませんし、この文章で全てがわかるほど頭もよくないし読解力も高くないですが、書かれた萩原智子さんの苦悩だけは伝わってきます。

そこで自分の知る範囲で、これどうなんだろう?ということだけ、書いてみました。

 

そして最後に、声を大にして言いたい。

 

おい!

日本水泳連盟の会長である鈴木大地!

どないかしろ!

 

 

でわ、股!!