先日、YouTubeでひとつの動画を公開しました。
いつもであれば、編集よりも収録に重きを置くスタイルでやっているのですが、たまに編集に力を入れることがあり、この動画は、その「たまに」でした。
といっても、50分ほどの中の5分間(34:29~)だけであり、決して「動画編集における新しい扉を開いた!」なんてこともなく、たぶん、素人に毛の生えた程度の動画です。
実際、公開したところで視聴回数は300を超える程度の反応なので、たぶん、いや、間違いなく、これ以上バズることもなく、埋もれていくことになるでしょう。
しかし、これを作っているときの自分はとにかく楽しくて、いつもであれば面倒くさくてやりたくない繰り返し作業も、この動画に関しては動画を見ては修正してをひたすら繰り返し、ギリギリまで編集作業をしていました。
もちろん、どうせならより多くの方に見て頂ける方が嬉しいのですが、何というか、それがどうでもよくなるくらい面白くて、公開して「バズりませんでした!」という結果を突き付けられても、そんなことよりも「もっとうこうした方が面白かったかな~?」と考えています。
ところで、かつて『ひょうきん予備校』という番組がありまして、その第1回目の講師が明石家さんまさんで、その最後を、こう締めたそうです。
「まずは自分の芸が面白いと思えるように、そして自分を愛せるようにがんばってください」
(たぶん、こんな感じだったと)
それともうひとつ、同じはてなブロガーの方が、このようなことを仰られていました。
「自分は自分で書いた文章が大好きで、それを読んで何度も笑っています」
(こちらも、そんな感じだったと)
動画も、お笑いも、ブログも、誰かに見てもらっている時点で評価されるのは当然で、決して避けることは出来ません。
当たり前ですが、評価されるのが嫌なら、誰にも見られないようにするしかありませんからね。
ただ、評価が気になって、ウケるか?ウケないか?で判断するようになると、たぶん、続けることができなくなるような気がします。
何度も書きますが、もちろんウケる方が楽しくて、どうせならより多くの人に見てもらって、さらに見てくれた人を楽しませたいですが、その前にやっている自分が楽しくないなら、ウケないのに続けていくのは、ちょっとキツイですよね。
その証拠に、と一緒にしたら怒られるかもしれませんが、自分みたいな流行に鈍感なおっさんでも知っている韓国の音楽グループが活動休止を発表したのを見ると、やっぱり、どれだけウケていても続けることは大変なんだろうなぁ~と思います。
あと、こんなことを書くと、まるで「自分大好き人間」と思われるかもしれませんが、自分は自分のことがなかなか好きになれなくて、苦労しています。
ただ、そんな自分嫌いな自分が作ったモノを「面白い!」と思い、さらに「オレって天才!」とまで思うということは、それってもしかして自分のことが好きってこと?、ということなのかな?と思ったり思わなかったり。
なんだか書いておいてアレですが、気持ち悪くてスミマセン。
というわけで、今後も世間的には大したことのない作品を生み続けていきますが、少なくとも自分だけは面白い!と思っておりますので、どうかお許しくださいませ。
でわ、股!!