46歳で退職してブロガーになってみた

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萩野公介さんのハナシ

昨日に続き、日本水泳界のお話です。

www.maskednishioka.com

 

まず、日本の水泳のオリンピック代表を決める方法は、現在開催されている『日本選手権』で『2位』に入り『派遣標準記録』を切ることが基本となっています。

  • 日本選手権
  • 2位以内
  • 派遣標準記録

これ、よくマラソン(陸上)と比較されるのですが、マラソンの場合はいくつかの大会で良い記録を出した選手が選ばれるのですが、水泳の場合はコレ!と決められた大会(日本選手権)で、オリンピックの決勝に残れるような記録(派遣標準記録)を出さないと、選ばれません。

つまり、いくら、それまでの大会で金メダルを取れるような大記録を出していても、肝心の日本選手権で「お腹痛いよ~」などとなってしまっては、オリンピックには行けないのです。

この選考方法が良いかどうかはわかりませんが、単純明快というかハッキリしているとは思います。(だからといって、マラソンの選考方法がモヤモヤするとは言ってませんからね~)

 

さて、そんなわかりやすい日本水泳界におけるオリンピック代表の選考方法ですが、ちょっとだけややこしいのは団体種目であるリレーで、たぶん、昔だったら「そんなもん、タイムの速いヤツ4人集めておけばいいじゃん」てな感じで決定していたと思うのですが、今はちゃんとリレー用の派遣標準記録が決まっていたり、4人のタイムの合計で決められています。(昔もちゃんとしていたと思います・・・)

先日女子100mバタフライで優勝した池江璃花子さんも、優勝はしたけれど、個人種目としては派遣標準記録を切れなかったので代表には選ばれませんでしたが、メドレーリレー(4人で違う種目を泳ぐやつ)の派遣標準記録を切れたことで、リレーメンバーとしてオリンピック行きが決定しました。

で、タイトルに書いた萩野公介さんの場合も、男子200m自由で3位で派遣標準記録も切れなかったので、個人としては(この種目では)オリンピックに行けないのですが、800mリレーの派遣標準記録が切れたことで、リレーメンバーとしてオリンピック行きが決定しました。

*男子200m自由形決勝のタイム

1位 松元克央 1分44秒65

2位 柳本幸之介 1分47秒45

3位 萩野公介 1分47秒72

4位 高橋航太郎 1分47秒93

合計すると7分7秒75(派遣標準記録は7分8秒31)

 

先日書いたように、池江璃花子さんの白血病からの復活劇に、「凄いことをやってのけたなぁ~」と感心するばかりなのですが、この萩野公介さんもなかなか凄いことをやってくれています。

かつては日本人初となる男子400m個人メドレーでのオリンピック金メダルを獲得を果たしましたが、その後は謎の不調に襲われて全く成績が振るわず、一旦プールを離れ休養を取ってプールに戻ってきても、やっぱりタイムは上がらず、もがき苦しみます。

前回のエントリーで登場した、有名な選手を育てた経験を持つおじいちゃんコーチに言わせると、萩野公介さんの不調の原因は「あんなもん練習しすぎや」ということだそうで、元来持つ真面目さが自分自身を苦しめていたのかもしれません。

しかし、それでも諦めず、若い選手に混じって練習を続け、自分の得意種目だった400m個人目メドレーの出場を辞退して、それでも「何とかオリンピックに!」という強い気持ちが、こういう結果を生み出したのでしょうね。

 

というわけで、このブログも、諦めず、頑張り過ぎず、で続けていこうと思いますが、「こんな場末のブログと萩野公介を一緒にすんじゃんーよ!」とお怒りを受けそうなので、この辺で・・・

 

でわ、股!!