以前にも書かせて頂きましたが、長年スイミングスクールでコーチをしてきて、泳力テストの期間がとにかく嫌いです。
その理由を物凄く簡単に要約すると「テストの結果は指導の結果で、不合格がひとりいれば、それで指導が下手ということになる。と考えているから」です。
では、その逆で好きな期間といいますと、テスト期間の翌週で、大抵の場合は1週目になるはずです。
この期間はテストまで一番時間的余裕があるときで、切羽詰まって追い込みをかけなくても大丈夫で、子どももコーチも純粋に水泳を楽しめる時間となります。
そういうと、ただ遊んでいるだけのような感じになりますが、そうではなくて、このときにだけしかできないことが、やれる時間となるのです。
例えばクロールの練習がテストの子どもがいて、テストに向けた練習となれば当然クロールに関する練習となります。
しかし水泳には4種目あり、クロールの練習ばかりしていてもつまらないので、別に出来なくてもいいから、背泳ぎや平泳ぎをすることがあります。
ただ、そのことを知らない、見学席で我が子の練習を見守り、お金を払ってくれている保護者からすると、「テストがクロールなんだから、クロールの練習だけしてよ!」となりがちです。
なので、1週目だけはテストと関係のない(と思われてしまう)練習ができるので、コーチとしても楽しい時間となるわけです。
ただ本当は「急がば回れ」で、テストの練習ばかりするより、いろんな泳ぎをする方が上手くなるのが早いんですけどね〜。
でわ、股!!