どうも、マスクド・ニシオカです。昭和44年西暦1969年生まれです。
生まれてからそこそこの年数を生きて来ましたが、自分はそれほどドラマ好きではありませんし、ドラマに詳しいわけでもありません。
ドラマに詳しくないくせに何を?と思われるかもしれませんが、これまで見てきたドラマの中で、『やまとなでしこ』より面白いドラマを知りません。
もちろん好き嫌いには個人差がありますし、これまで腐るほどのドラマが放送されてきましたが、断言します。『やまとなでしこ』より面白いドラマを自分は知りません。
ドラマの概要
このドラマは2000年に放送されたもので、今でいうと月9ってやつですね。全11回で平均視聴率26.4%最高視聴率34.2%。コメディドラマとしては史上2番目の記録だそうです。ちなみに1位はGTOだそうです。
主な出演者
- 神野 桜子(じんの さくらこ) 松嶋菜々子
- 中原 欧介(なかはら おうすけ) 堤真一
- 東十条 司(ひがしじゅうじょう つかさ) 東幹久
- 塩田 若葉(しおた わかば) 矢田亜希子
- 粕屋 紳一郎(かすや しんいちろう) 筧利夫
- 奥山 なみ(おくやま なみ) 須藤理彩
- 花房 礼二(はなぶさ れいじ) 押尾学
- 佐久間 為久(さくま ためひさ) 西村雅彦
- 佐久間 真理子(さくま まりこ) 森口瑤子
主人公は、貧乏に生まれた過去から玉の輿を狙う美女の神野桜子(松嶋菜々子さん)。金持ちの男性を狙うため、キャビンアテンダント(ドラマ中はスチュワーデス)になり合コンの女王とまで呼ばれるようになった。
その主人公の前に現れたのは超金持ちの医者、中原欧介(堤真一さん)。もちろん、玉の輿を狙う桜子は狙いを定めるが、実は本当は小さな魚屋の貧乏な恋愛に臆病な男だった。
主人公の桜子は、亡き母親から教えられたお金で変えない大事なもの、たった一つの大切なものが何なのかわからずにいた。それを貧乏な魚屋の欧介が持っていると気づかないのだが理解できない。この2人が本当の恋を見つけるまでを描く。
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主演のふたりに感情移入する
まず、最初にいっておくと自分は主人公である松嶋菜々子さんが好きではありません。リアルで美人な人が苦手だからです。なので主人公である桜子が金持ちを狙う、嫌な女性を演じていることが自然に思えて、嫌な方の感情移入をしてしまうのです。
対する堤真一が演じる貧乏で恋に臆病な中原欧介が、他人のために自分を犠牲にしている姿を見ると物凄く良い方の感情移入してしまいます。つい応援したくなる自分がいます。
もちろん、ドラマだなぁ~と思うことはいっぱいあって、そんな偶然はありえないだろうと思うことがたくさんあります。
しかし、この2人が役柄にあっていると思うんです。見た目は美人だけど嫌な女を演じる松嶋菜々子さん、気弱で臆病だけど人のために努力する男を演じる堤真一さん。なんか自然な感じがあっていると思うのです。
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個人的なオススメポイント
基本的には、この2人がくっついたり離れたりを繰り返していくドラマです。コメディドラマではありますが、笑わせようとする要素は少なく、2人のお互いに対する気持ちの変化を様々な表現を駆使して行っています。それは今の若い人にすればベタな展開だと思われるかもしれませんが、純粋なおっさんにとっては今見ても、グっと来るものがあるのです。完全に涙腺がおかしくなっているので、仕方ありませんね。
個人的には9話で描かれる、主人公の桜子の父親が出てくる話があるのですが、これが何度見てもたまりません。
貧乏な漁師である自分の父を、お金持ちの婚約者とその両親に合わせるために、豪華客船の船長に仕立て上げて乗り切ろうとします。当然、父親本人は反発します。しかし、自分の娘のために父親としての勤めを立派に果たします。
そして、田舎に帰るバスに乗ろうとしたら桜子が現れて、こう言います。「父ちゃん、ごめん。」ここからのシーンがもう最高に泣けてきます。
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共演者もいい味を出している
この2人の周りにいる人間もいい味を出していて、特に中原欧介の友人である佐久間(西村雅彦さん)の奥さんである真理子(森口瑤子さん)が、欧介を問いただす場面が何度も出てきます。「欧介くんは、誰がどう思うかよりも、自分自身はどうなの?」
実は真理子と欧介は大学生時代に知り合っていて、きっとそのとき真理子は欧介のことが好きだったけれど、欧介の煮え切らない態度をしている間に、いまの旦那と結ばれてしまいます。
この真理子という女性が美人で大変素敵な女性なのですが意外と面白い存在で、中原欧介のことを応援する為に、欧介のことが好きだと表明している桜子の後輩である女性(矢田亜希子さん)の前で、桜子とくっつけようと仕向けます。女性は恐ろしい生き物です。
主人公の神野桜子が最終的に狙いをつけたのは、東十条司(東幹久さん)で、大病院の御曹司です。しかし、金持ちではあるけれど中身はスッカラカンのお坊ちゃまで、何でも金で解決出来ると思っています。
しかし、人を疑うことを知らない純粋な性格で、桜子に手のひらで転がされて、だんだんかわいそうに思えてきます。それでも最後まで嫌な感じにならず、イイ男を貫き通します。
主題歌はMISIAのEverything
このドラマのメインテーマ曲がこの曲です。
当たり前ですが名曲です。この曲がタイミングよく流れてきます。流れてくると泣けてきます。ずるいなぁ~と思います。これはネタバレで申し訳ないのですが、物語の最後の主人公のセリフがこれです。
私には見えるんです。10年後も20年後もあなたのそばには私がいる。
残念ながら、あなたといると私は幸せなんです。
このセリフではおっさんの涙腺はびくともしませんが、この直後に曲が始まるともうダメです。
調べてみるとサウンドトラックが発売されています。これは素晴らしい内容です。アマゾンのサイトで視聴出来るはずですので、それだけでもいいかも。
再放送されないドラマ
残念ながら、このドラマには出演者の不祥事があり再放送されることはなくなりました。ですので、ちゃんと見ようと思えばDVDを借りるか手に入れるしかありません。
最後に
最初にも書きましたが、自分はドラマに詳しいわけでも数多くのドラマを見てきたわけではありません。なので『やまとなでしこ』というドラマよりも素晴らしいドラマは実在すると思います。
しかし自分は『やまとなでしこ』よりも面白いドラマを知りません。これほど胸が熱くなって感情移入するドラマを見たことがありません。ちなみに『電車男』と『白い巨塔』が次点です。ジャンルの違いはお許しください。
そして、みなさんにとって『お金では買えないたった一つのもの』が見つかりますように。
残念ながら紹介した「やまとなでしこ」は見れないかもしれませんが、フジテレビで放送されたドラマを楽しめる「フジテレビオンデマンド」がこちらです。
でわ、股!!
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