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ヴィンランド・サガが好きな3つの理由

どうも、マスクド・ニシオカです。

「ベルセルク」「ヴィンランド・サガ」この2つが、現在も刊行が続いていて単行本を買い続けている漫画です。ちなみに「進撃の巨人」は17巻でリタイアしました。

ベルセルクもヴィンランド・サガも漫画好きな方には有名な作品ですが、アニメ化されたり映画化されたりフィギュアが発売されていたり、知名度が高いといえばベルセルクの方が上でしょう。

figma 映画「ベルセルク」 フェムト ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

figma 映画「ベルセルク」 フェムト ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

 

そんなベルセルクは現在アニメが放送されていて、世間では盛り上がっているのですが、個人的にはなんとなくベルセルク熱が下がっております。その理由は後述しますが、タイミングを同じくして最新刊が発売されたヴィンランド・サガの方が熱量では上回っているという、あくまでも個人的な見解です。

 

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ヴィンランド・サガとは

この記事を読んでいる方は、きっとヴィンランド・サガという漫画がどのような内容なのかご存知でしょうが、もしかすると初見の方もおられるかもしれませんので、簡単に書いてみます。

時代はヴァイキングがいた頃で、主人公は目の前で父親を殺され、復讐に燃える少年トルフィン。父親の命を奪ったアシェラッドを討つためにあえて船団に潜りこみますが、アシェラッドに戦場で手柄を上げることを決闘の条件とされ、トルフィンは「父親の仇を討つ」という目的のために、無益な殺生を繰り返していきます。

しかし政治という大きな流れに巻き込まれ、アシェラッドは自分の国を守るために命を落とします。父親の仇を討つことが出来なくなったトルフィンは自分を見失い、その身は奴隷となってしまいましたが…。

ヴィンランド・サガ(1) (アフタヌーンコミックス)

ヴィンランド・サガ(1) (アフタヌーンコミックス)

 

 

ヴィンランド・サガが好きな理由

あくまでも個人的な理由ですが、このヴィンランンド・サガを愛してやまない理由を3つ書いてみます。といっても漫画研究家でもディープなオタクでもありませんから、軽いノリで読んでもらえると思います。(それくらいショボイということ…)

設定が細かい

この漫画って基本的に歴史上実在した人物が描かれていて、完全ではないですが史実にも基づいているようです。自分は歴史に全く詳しくないので、初めてヴィンランド・サガを読んだときには知りませんでしたが、ヴィンランド・サガの舞台となるイギリスはウェールズのことを解説されているブログで、そのことに言及されています。

www.rekishiwales.com

歴史に詳しくない自分には「実在した人物が登場する」というポイントはそれほどテンションが上がるものではありませんが、その他にも作者である幸村誠先生のこだわりが垣間見えて、それが最新刊(19巻)の巻末のカバーに書かれてあります。

ヒルドの弩やガルムの槍はボクの制作です。それらはストーリー上必要なギミックを備えていないと困るので、がんばって仕組みを考えているのですが、なにぶん千年前の話ですから制約が多くて、まずネジがないんです。スプリングもない。ギヤもない。ガルムの槍の真ん中の継ぎ目のトコなんかネジでネジっと着脱できれば簡単なのに、そういう設定にできない。当時の技術水準で制作可能な代わりのアイデアを考え出さなくてはなりません。(以下、略)

「史実に基づいている」と書きながら「ギミックを作者が考えている」という矛盾のように感じることは無視しまして…ヴァイキングの世界を忠実に描くために、その当時の資料を目を皿のようにして調べ上げて、それで物語に必要な物を考え出しているとしたら、そりゃおもしろい漫画になるはずですよね。

ヴィンランド・サガ(19) (アフタヌーンコミックス)

ヴィンランド・サガ(19) (アフタヌーンコミックス)

 

 

魔法が出てこない

当たり前の話です。これだけ歴史や史実に基づいて描かれた漫画ですから、魔法が登場しないのは当然のことです。しかし漫画の設定でカワイイ女の子が強力な魔法を使って、戦闘のパワーバランスが一気に狂うことがあります。

某ベルセルクとヴィンランド・サガを一緒にすること自体が狂っていることは重々承知ですが、「剣と魔法の世界といっても、剣が魔法に勝てない世界じゃん!」と思っている自分にとっては、魔法の存在自体がない世界観は大歓迎なのです。自分のベルセルク熱が下がっているのは、このせいです。

 

ただヴィンランド・サガには魔法が登場しない代わり(?)に、この漫画では「信念」や「哲学」などがバンバン出てきます。

かつて主人公のトルフィンは目の前で父親の命を奪われ復讐の鬼と化しますが、そのために無益な殺生を繰り返し、数多の屍の上に立っていることに気づきます。そして生前父親のトールズにいわれた言葉の意味を理解出来るようになります。

よく聞けトルフィン。
お前に敵などいない。
誰にも敵などいないんだ。
傷つけてよい者などどこにもいない。
本当の戦士には剣など要らぬ。

また別のシーンでは、以前トルフィンと一緒に行動したクヌート王に目通りしてもらうために、クヌート王の部下から「100発殴られるのを耐えられたら」という条件を出されますが、1発も反撃せず耐え続け、顔を変形させながらも部下達を圧倒し、クヌート王に自分の思いを伝えます。

本当に強い人間は優しい人間ということ。そんなことがヴィンランド・サガでは描かれていて大変勉強になるのです…あれ?魔法の話どこいった? 

 

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羊の皮を被ったオオカミ

単純に自分の好みですが「羊の皮を被ったオオカミ」という概念(?)が大好きなのです。ルパンが乗るフィアットだったり弱虫ペダルの小野田くんだったり、とにかく見た目が弱そうなのに実力が高く、相手が驚く顔が見れるのが大好きなのです。(やらしい?)

主人公のトルフィンの見た目は、小柄で細く力強さは感じられません。魔法の登場しないヴァイキングの世界では、強さの象徴はパワーであり、パワーこそが全てなので強い戦士といえば筋骨隆々のムキムキのガチガチなのですが、トルフィンは両手に小剣を持ち、手数とスピードで相手を圧倒します。これがキンモチイイィィィ!のです。

ちなみにコチラはヴァイキングの世界でムキムキでガチガチの代表格、のっぽのトルケルさんです。眼帯している左目はトルフィンにやられたものです。

このトルケルさんは素手で熊を倒してしまいますが、戦いがないと気が狂ってしまいます。あとアゴが異常に弱いというカワイイ一面もお持ちです。

 

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最後に

2017/5/4現在で最新刊となる19巻に、槍つかいのガルムという強敵がいきなり現れました。個人的には好きな漫画で登場人物が増えてくると「大丈夫か!?」と心配する習性があるのですが、ここは作者である幸村誠先生を信じて、続きを楽しみにしたいと思います。

やっぱりトルフィンは「仕方がない」でガルムと剣を交えることになるのかなぁ~。しかしアレから剣を手にしていないしなぁ~。楽しみだなぁ~。

 

でわ、股!!

 

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