大杉漣さんがお亡くなりになりました。
昨夜ニュースで知って、思わず「うわぁ!」と声をあげてしまいました。
普段ドラマを観ないのですが、バイプレイヤーズ2だけは録画予約して観ています。
前作もそうでしたが、最後に出演者が酒を飲みながら俳優として語り合うのが、本当に楽しみでした。
このドラマの中で一番年長者である大杉さんは、リーダーとして他のバイプレイヤーからリスペクトされています。
ただ大杉さんの役どころがちょっと頼りない感じなので、それを松重さんたちがフォローする役割で物語が進むのですが、大杉さんが亡くなったニュースを見ると、松重さんが連れ添って病院に行ったと書いてあるので、そのまんまじゃないですか・・・と思うのです。
どこで読んだ(聞いた)か忘れましたが、大杉さんは俳優としてなかなか大成せず、北野映画「ソナチネ」のオーディションを受けて、これでダメなら俳優の道を諦めようと思っていたそうです。
そのオーディションは遅刻したにも関わらず合格し、そこから北野映画だけでなくさまざまな場面で重宝される俳優となりました。
もちろん才能があるから成功しているのでしょうけれど、こういう下積み時代が長く、言い方は良くないですが、泥水をすすってきた人が成功するストーリーは、本当に好きです。
ベタな意見ですが、個人的に大杉さんのベストシーンを上げるとすれば、これも北野映画ですが「BROTHER」で、渡哲也さん演じる親分の前で身の潔白を証明するために切腹するシーンが印象的です。
残念ながら大杉漣さんは、この世から去られました。
ですがこれまで大杉さんが出演した、数々の作品は残ります。
数々の北野映画でも、自分の知らない時代のピンク映画でも、収録の済んでいるゴチはそのまま放送されるそうですし、バイプレイヤーズ2の3話もそのまま放送されて、撮影中だった4話と5話(最終回?)がどうなるか現時点では発表がありませんが、きっと何らかの形で元気な姿を見せてくれるでしょう。
大杉さんと自分を比べるなんて以ての外ですが、ふと、自分が急に死んだら何が残るのだろう?と思うことはあります。
大杉さんみたいに俳優として作品を残すことはできませんが、せめてこのブログに書いた文章と、YouTubeに上げた動画と実況した声くらいは残ることになるでしょう。
もちろんそれらは確実にネットの海に深く沈み、誰にも気付かれないかもしれませんが、万が一発見されたときのために、少しでも良い文章と良い動画を残したいと思います。
大杉漣さん
どうか、安らかにお休みください。
でわ、また!!
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