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漫画ベルセルク最大の謎を考える

ベルセルク 1 (ヤングアニマルコミックス)

ベルセルクの説明

ベルセルクとは日本のファンタジー漫画であり、第一巻が1990年に出版されていて現在まで26年以上続く人気コミックです。

現在もヤングアニマルにて連載されていてコミックが38巻まで出ています。アニメ化も映画化もゲーム化もされているので有名だとは思うのですが、知らない人もいるので簡単に解説しておきます。

ベルセルクのストーリー

主人公はガッツ。戦地で木に吊るされた母親の骸の下に産み落とされたのを、傭兵団の一行に発見され、育ての母親になるシスに拾われて育ちます。

傭兵団のリーダーでもあるガンビーノは、養父としてガッツを戦場で使えるように戦士として育てますが愛情をかけることはしませんでした。

その後、シスを病気で失い自分も戦いで足を失ったガンビーノは、これは全てガッツのせいだと思い込み、ガッツを邪魔者として殺そうとしますが、逆に返り討ちにあって亡くなります。

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天涯孤独の身となったガッツは傭兵として戦場を渡り歩き、その腕一本で活躍しますが、鷹の団のグリフィスと出会い腕づくで鷹の団に入れられます。

天涯孤独の身だったガッツは鷹の団の一員になりグリフィスを支える為に汚い仕事も引き受け、戦士の腕もさらに上げていきます。しかし、グリフィスをみて自分はこのままではいけない、グリフィスと一緒に居てはいけないと感じ始めます。

一方、グリフィスは自分が率いる鷹の団が戦地で快進撃の活躍をし、ただの傭兵団だったのを国の貴族階級まで伸し上げることに成功し、グリフィス自身も将軍の地位を確約されるようになっていました。

しかし・・・

ベルセルク最大の謎

グリフィスは自分の国を手に入れることを思い描いています。とても大きな野望ですが、ここまではそれが順調に叶ってきています。その最後の一手としてその国の王女様であるシャルロット姫を落とす寸前まで行っていました。

ちょうどその頃、ガッツはグリフィスに鷹の団を抜けることを伝えるとグリフィスはそれを力づくで止める為に決闘となります。しかし、最初の出会いではガッツが敗れたものの、このときはグリフィスが破れガッツは鷹の団を抜けて行きます。

そして、問題が起こります。

グリフィスはシャルロット姫の処女を奪いに強引に姫の部屋に潜り込み一夜を過ごします。しかし、それが侍女にバレて部屋から出たところで警備の兵士にとっ捕まります。そして、そのあとグリフィスは1年間幽閉されてメチャクチャにされるのですが・・・。

 

最大の謎の確認と別の考察

謎が何であるかもう一度確認しておきます。グリフィスはそれまで順調に行っていたのに、シャルロット姫と結ばれて既成事実を作ろうと焦ります。

この焦りが最大の謎なのです。

そのまま上手くいけばゆくゆくはシャルロット姫と結ばれるはずでした。問題はグリフィスの地位にもありましたが、それもクリアして今後それなりの活躍をしていけば姫と結ばれることによって国王としての道は固いものでした。

しかし、何故焦ったのか?これが最大の謎です。

多くの意見としては、完璧主義者であるグリフィスはそれまで力づくでも自分の思い通りに出来てきたガッツが自分の物では無くなったことから自暴自棄になって焦ってシャルロットの処女を奪いに行ったのだ、というのが通説みたいなのですが、どうにも自分には納得できません。

 

とっ捕まることを想定していた?

実は、グリフィスがここでシャルロット姫の部屋に忍び込んで出てきたところをとっ捕まることで、グリフィスは長い時間をかけて人間ではないモノになってパワーアップして帰ってきます。

つまり、自暴自棄にならずに上手いことやっていれば国王くらいにはなれたかもしれませんが、それ止まりです。

もしかしたら、それをわかっていてそれを狙っての行動かとも思えますが、しかし、姫の部屋から出てきて警備に囲まれたときに、グリフィスが剣を持っていないことを確認するシーンがあるのでこれも計画的でないことが伺えます。

 

何故ガッツ暗殺命令は出なかったのか?

ガッツが鷹の団を去ることがグリフィスの計算違いや嫉妬であるとすれば、鷹の団を率いて止める、もしくは暗殺することも出来たはずです。

これまでにグリフィスは鷹の団を伸し上げる為にそして自分の地位を上げる為に悪事に手を染めています。そしてその一端をガッツが担っています。

後々ガッツに口を割られると不都合とするならば、鷹の団ではなくてもいいのですが何故口止めのために消さなかったのか?これも謎ですがあくまでも妄想の範囲です。ガッツ1人と鷹の団全員なら、さすがのガッツも無理では・・・

グリフィスが我慢出来なかっただけ?

単純にグリフィスが女に飢えていただけで、女なら誰でも良かった。というかなり無理のある説も考えてみましたが、これは無理がありすぎますよね。

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国王にシャルロット姫の処女を取られる前に?

実は、自分の中でもきちんとした理論が立てられていないのですが、この説が有力だと思っています。

グリフィスが捕まって幽閉されて1年間拷問に掛けられます。その最初に国王がグリフィスを激しく痛めつけるのですが、そのときの憎悪は凄まじいものでした。ただ、シャルロット姫を娘として思いやる父親としての激情ではなく、1人の男性が女性に対して思いやる愛情と捉えられるシーンがあり、そこをグリフィスに指摘され図星だったのかさらに激高します。

国王がグリフィスを痛めつけたあと、シャルロット姫に逢いに行くと眠っている娘を母親とダブらせ、『この体をグリフィスが弄んだのか・・・』と言って国王がむしゃぶりつきます。シャルロット姫はこれに反抗し国王を足蹴にしてグリフィスに助けを求めます。

これを聞いた国王は『おのれグリフィスめ!』とさらにグリフィスに対して怒りを増すのでありました。

で、これって国王がシャルロット姫を抱こうと思っていたのをグリフィスが気づいていて、その前に既成事実を作らなきゃ!っていう理由だったら理解できるんですが、残念ながらそのような解釈が出来るコマは一つもありません。よって完全に自分の妄想です。

 

ベヘリットがグリフィスの手にあった以上

物語の中で重要なアイテムとして、覇王の卵ベヘリットというものがあります。これは、自分がやられそうになったときに持っていると聞かれるのです。

『自分の大事な人を生贄にしてもいいなら人間以上の力を持った使徒にしてあげるけど、どうする?』みたいな感じのことを。

グリフィスはこれをずっと持っていて一度失くすんですがまた戻ってきます。そして、グリフィスはこれを使って自分自身が使途になるために鷹の団全員を生贄にするのです。

物語上、グリフィスが最初からコレを持っているということは、いつかグリフィスが鷹の団か誰かを生贄にするという運命だったわけで、どこかでそうなることはわかっていたことかもしれません。しかし、あのときシャルロット姫の部屋に行かなければ物語は大きく変わっていたはずなんです。

 

もしも、あの雨の夜に部屋に行かなければ

ベルセルクという漫画は、この辺まではファンタジー要素が少ない漫画なのです。剣だけが主役であり魔物も魔法もほとんど出てきません。多少、ゾッドというバケモノが出てきますが、これなんてあとのことを考えたらカワイイものなんですよ。

このあと鷹の団がグリフィスを奪還して追っ手から逃げていくことで物語りは進み、そのゴール地点で蝕というのが起きます。ここで魔物のオンパレードとなり以降魔物が出ることも魔法が飛び交うことも当たり前になります。

自分は今でもベルセルクが好きですし、たまに全巻読み返しています。しかし、単純に剣だけの時代が好きなのだと思います。どうにも今の魔物がウジャウジャ出てきて魔法でそれをドーン!というのは本当はあまり好きではありません。

だから、なぜグリフィスがああいった行動を取ったのか?あれさえなければ魔物と魔法が当たり前ではない展開になっていたのではないか?という無理な妄想を繰り広げているのであります。

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髑髏の騎士の正体は?なんてありますが

自分にとってはどうでも良いことです。

最後に

この漫画を知らない人にとっては本当にどうでも良いことでしたが、いつか書いてみたかったので書いてみました。一時は休刊されてされてベルセルクは終わったのだと思っていましたが、見事に復活して素直に喜んでいます。今後も楽しみですね。

そして2017年4月より新作アニメが放送されるようです。これも楽しみですね。

 

ベルセルクのことについてはこんな記事も書いています。

ベルセルクのベヘリット目と口が動くバージョンが登場! - 働けおっさんブロガー

ベルセルク39巻が(今度はスッと)6月23日に発売されるようです - 働けおっさんブロガー

 

でわ、股!!

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