作者である三浦建太郎さんの急逝により連載がストップしていた漫画ベルセルクが再開されるという、驚きと喜びのニュースを目にしました。
ベルセルクとは、日本が世界に誇るダークファンタジー漫画であり、簡単にいえば剣と魔法で魔物たちとドッタンバッタンする物語を、かなり筆太な感じで描いた作品です。
しかし、残念ながら物語は突然ストップし、ファンとしては続きを見たいけれど、さすがに作者急逝という理由はどうしようもなく、せめて主人公のガッツが愛するキャスカが結ばれるのを妄想するくらいしかありませんでした。
が！、その続きを、しかもちゃんとした続きを、見ることができるようです。
というのは、作者の親友である漫画家の森慎二さんが、物語の続きというか最終回まですべて聞いていて、さらに物語の構想を書いたメモが見つかり、そして生前作者と一緒に作品作りをしたスタッフ（弟子）たちが「自分達にやらせてもらえないだろうか」と立ち上がったことで、無理やり続きを作り上げるのではなく、ちゃんとした続きになるようです。
これはファンとしては本当に有り難い、そして、つくづくベルセルクという作品と、三浦建太郎さんという偉大な漫画家が、本当に愛されていた証拠なんだろうな、と、ちょっと泣きそうになるくらいの感動です。
というわけで最後に、ニュース記事に書かれている、親友である森恒二さんのコメントの一部を載せておきます。
皆さんにお断りと約束があります。なるべく詳細を思い出し物語を伝えます。そして三浦が自分に語ったエピソードのみやります。肉付けはしません。はっきり覚えてないエピソードもやりません。三浦が自分に語った台詞、ストーリーのみやります。当然完全な形にはならないでしょう。しかし三浦が描きたかった物語をほぼ伝えられるとは思います。三浦の弟子達の腕は本物です！素晴らしい描き手です。三浦不在の『ベルセルク』に不満不服あると思いますがどうか見守っていただきたいと思います。よろしくお願い致します。
2022年6月
森恒二
ハイ！見守ります！
でわ、股！！
