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スイミングスクールのコーチは儲かるのか?

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スイミングスクールの仕事

どうも、マスクド・ニシオカです。『おはよう朝日です』喜多さんお疲れさまでした。

先日、当ブログの検索結果を見ていると、『スイミング コーチ 儲かる』というような内容がありました。このブログでは自分が経験してきたこととして、水泳のこととスイミングスクールのことを書いてきましたので、その関連でこのブログが検索に選ばれているのでしょう。

以前、スイミングスクールのコーチとして26年働いた上で、この仕事はオススメ出来ないというような記事を書かせていただきました。

www.maskednishioka.com

もう、3ヶ月も前に書いた記事なのですが、そこそこ見てもらっているようで、スイミングスクールのコーチになりたい人が、そこそこいるということなか?と思っています。記事の内容としては、スイミングスクールの仕事は、「水泳が好き」とか「子どもが好き」というレベルで始めることは出来ますが、それでは続けることが出来ないので、オススメしませんよ。というようなところです。

20年勤めた会社を辞めた自分ですが、この仕事が嫌で辞めたわけではありません。会社と考え方が変わってしまったから辞めました。なので、今でも自分は水泳の仕事は嫌いじゃないですし、再就職するとしてもその仕事ならすぐ出来ますが、それ以外の仕事は、すぐには出来ないでしょう。

ただ、この記事がそこそこでも読まれているのを見ていて、この記事を読んで水泳コーチの仕事を諦めるならそれで良い。と思いつつ、やはり自分が世話になった水泳業界に対して、後ろ足で砂をかけているように思われるのかな?とも思っています。

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スイミングスクールは儲かるのか?

前置きが長くなりましたので、結論を先に言いますと、「スイミングスクールのコーチは儲かるか?」と聞かれたらこう答えます。

「儲かりません、ただし方法があります。」

まず、スイミングスクールで水泳のコーチとして働く場合、社員とアルバイトがあります。ですので、まずは水泳コーチのアルバイトが儲かるか?と書いてみます。

水泳コーチのアルバイトは儲かるか?

結論を先に書いてみます。水泳コーチのアルバイトは儲かりません。理由は2つです。

  • 時間的な効率が悪い
  • 勤務外の仕事が多く割に合わない

多くのスイミングスクールは、子どものレッスンの時間が、午前中に1~2時間と午後から4~5時間くらいになっています。学校がある平日はこれ以外の時間にクラスを設けても子どもが集まらないので、特別なクラスがない限り、こんな感じでしょう。

そして、この時間に働くことが出来なければ、いくら自分が働きたくても仕事が無い状態になります。例えば学生で夕方から働けるとなっても、その時間に子どものレッスンが無ければ仕事がありません。夜に大人のレッスンがありますが、子どもほどのレッスン数がありませんので、せいぜい1~2時間だけの仕事になります。

自分が空いている時間、働きたい時間と、このレッスンの時間が合うならば効率は悪くなりませんが、合わないと儲けることは出来ません。

次に、水泳コーチの時給を見ると、多少高めに設定されていることがあります。例えば、実際にあったのが、監視員890円(水泳指導+300円)となっていましたので、これを見る限りは水泳コーチは1190円となります。

しかし、水泳コーチの仕事内容はレッスン以外の業務が多いのが難点です。

  • 保護者との対応
  • 会員名簿の管理
  • 欠席者への電話連絡

これ以外にもやることはたくさんありますが、これをしている間に賃金が出るかどうか?で大きな差が付きます。大手のスイミングスクールではこれに対しても賃金を払っているかもしれませんが、そうでないことが多いようです。つまり、1レッスンで1190円稼げたとしても、実質は2時間くらい働いていることはよくあります。

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じゃあ何で水泳コーチのアルバイトをするのか?

現在、スイミングスクールでアルバイトとして水泳コーチをされている人は、どれくらいの数かわかりませんが、とてつもなく多いと思います。その人たちの名誉(?)のためにもこれだけは書いておきます。

まず、お金だけで考えるとよほどのことがない限り、この仕事はしていないと思います。ベタな話かもしれませんが、この仕事をしている人は水泳が好きか子どもが好きで、それに携わるのがおもしろいと感じている人です。そして、そんな中でもこの仕事の魅力に取り憑かれた人ばかりでしょう。それくらいの魅力がこの仕事にはあります。

そして、そのような人は長くやっていることが多く、求人には書かれていないような金額をもらっていることがありますが、それはこれから始める人には誰も言いません。

ですので、水泳コーチのアルバイトで儲ける方法はこう考えられます。

自分が必要な勉強をして必要なスタッフとなり、時給の交渉をしていく

スイミングスクール側としては、ちゃんとレッスンが出来るスタッフは絶対に必要ですが、人件費が多くなると困るのも現状です。その間を見極めて時給を上げてもらう交渉が出来れば、普通のアルバイトよりも高い時給で働くことが出来るかもしれません。ただし、やりすぎると勤務時間を減らされるかもしれないので、あくまでも自己責任でお願いします。

 水泳コーチの社員は儲かるか?

これも結論から先に書きます。水泳のコーチとしては儲かりません。

単純に、世の中の平均年収よりちょっと低いくらいの年収は稼げると思います。しかし、20代はそれでよくても30代、40代になるとその差が大きく広がってきます。

ただし、これは水泳のコーチの場合であって、スイミングスクール運営会社の社員となれば平均よりも稼げるかもしれません。つまり、水泳のコーチではなくなり管理職に就くということです。

水泳のコーチをやりたくてこの仕事に就いた場合、このジレンマと戦う必要が出てきます。水の中に入ること、子どもの笑顔を見ること、お客さんと話すこと、これがしたくて社員になった場合、これらが出来なくなります。

自分はこれが嫌で、ずっと現場にこだわりました。なので年収は低いままでした。同じ40代の平均年収より5~60万低かったと思います。でも、それで構いませんでした。自分も取り憑かれたひとりですから。

まとめ

残念ながら、スイミングスクールのコーチの仕事は儲かりません。儲けるためにはその会社組織の上を目指す必要があります。そのためには運と努力が必要ですが、上になれたら儲かるようです。そのために若いときには犠牲にすることがたくさんあったとしても、目指すかどうかはアタナしだい、ということですな。

ただ、儲からないといっても、結婚して子どもを育てている社員はたくさんいるので、生活できるレベルくらいは稼げるでしょう。自分の場合は子どもがいなくて、フルタイムで働いている嫁と2人の生活だったので、自分が連れて行ったスタッフの飲み代くらいは払うことが出来ていました。今は節約生活に入ったので無理ですけれど・・・。

平均水準くらいの生活ができるレベルくらいでよければ、水泳コーチの仕事は楽しいものです。勤務時間が長かったり水の中に入り続けることは必要ですが、若いスタッフと一緒に働けていつまでも若い感覚でいることが出来ます。ちゃんと勉強して会員数を伸ばすことに楽しみを見つけることも出来ますし、選手を育てるということも十分生き甲斐になることです。もし、水泳のコーチを目指す人がいるならば、応援したいと思います。

と、最後に良い事だけは書いておきます。

 

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