「退職代行業」なるものが存在することは知っていましたが、しかし、それほどメジャーじゃなく(勝手なイメージで)細々とやっているものだと思っていました。
しかし、自分が楽しみにしているラジオ番組で、その「退職代行業」の会社がCMを流しているのを聞き、「ん?これは凄いことになっているのでは?」と思うようになりました。
しかも、ブログの先人であるフミコフミオさんがこのような記事を書かれており、なんだか勝手に身近なものに感じるようになりました。
で、ここで勘の良い方なら、「もしかするとこうなるのでは?」と予想されていたのかもしれませんが、自分に備わる「勘」は全く働いてくれず、気が付けばこんなニュース(つぶやき?)を目にして大変驚きました。
退職代行EXITの従業員が他の退職代行サービスを使って退職するという、みんなが待ち望んでいたギャグが発生した。EXIT社の福利厚生「即日退職OK」を使用しての退職を希望とのこと。退職代行を使われる側になってわかったのは「思ってたよりも笑える」てことだ。俺はこんなおもしろいことしてたのか
— 開成卒の刺青社長 | 岡崎雄一郎 (@okazakithe) April 1, 2019
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正直、どうかと思っていた
昭和生まれで長年働いてきた(でも辞めちゃった)おっさんとしては、退職代行業なる仕事に、正直どうかと思っていました。
スイミングスクールという、ちょっと特殊な職種ではありますが、それでも一応中小企業の現場で責任者をしていたこともありますので、部下から退職の申し出を受けたことも、それを留意したこともあります。
で、そのとき、100%退職を申し出た部下のことを考えていたかというと、そうではなくて、幾分かは現場が回るかどうか?なんて下手な計算をしていたので、決して退職代行業にダメ!といえる立場ではないのですが・・・
それでも退職代行業に対してどうかと思っていて、やっぱり会社を辞めるときは退職届を手渡しするものだと、今でも思っていま・・・した。
だから自分は面と向かって辞めた
そう思っていた自分が会社を辞めるときは、面と向かって上司に退職届を手渡ししてスッキリあっさりサッパリ辞めました。
退職を決意した翌日の朝、いきなり本社にいる直接の上司に会う約束を取り付け、その電話の後で退職届を書いて封に入れ、そのまま自転車に乗って本社に行き、いきなり退職を申し出て退職届も手渡して、あとは会社にお任せという感じでした。
それまでに会社から受けた恩は返せていると思っていたし、会社も「厄介者が勝手に辞めてくれてよかった」と思っているかもしれませんので、そのあとはスンナリ事が進み、無事(?)退職できました。
というわけで、退職代行業に対して「?」と思っている自分が、退職代行業に世話になっているようじゃお粗末ですが、そうじゃないので、やっぱ「退職代行業者なんて」と思っていま・・・した。
自業自得だ!と笑ってやろうと思ったら・・・
いくら平成が終わるといっても、退職代行業が蔓延る世の中なんかにはならないだろうと思っていましたが、どうやらそうでもないらしく、ついには自分の身近な人間(フミコフミオさん)も被弾(?)するという事態に見舞われ、もうそういう時代になるのだと思いたいのですが、いや!やっぱり!みたいな感情が渦巻き、モヤモヤしているところに、見つけたのが前述したニュース(つぶやき)で、それを見た瞬間、こう思いました。
ワッハッハッハ!自業自得だ!バカヤロー!
しかし、さらに次の瞬間、笑っているが自分だけではないことに気がつきました。
退職代行を使われる側になってわかったのは「思ってたよりも笑える」てことだ。俺はこんなおもしろいことしてたのか
こりゃ勝てんわ・・・
自分の意見が正しいか、そして多数派なのかはわかりませんが、自分は「退職代行業が当たり前になる世の中は・・・嫌だ!」と思っている、というかそういう世代のおっさんです。
なので、その退職代行業で働く社員の方が、他の 退職代行業のサービスを利用して退職するという事態に、「ほら見れ!」と笑ってやろうと思っていましたが、その渦中にいる人間が笑っているわけですから、その笑いも止んでしまいます。
別にこのことを馬鹿にしているわけでなく、きっと、こういう考え方が出来る人でないと、世の中を変えるとか歴史に名を残すとか、そんな大きなことが出来ないのかな?と思い、こりゃ勝てんわ・・・となりました。
というわけで、昭和生まれのおっさんは、まだどこかで「退職代行業なんて・・・」と思っていますが、それでも時代の流れを受け止めるようにします。(たぶん)
でわ、股!!
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