~前回までのあらすじ~
「渦潮が見たい!」という長年の夢を、大阪から出発して3時間ほどで叶えてしまい、その後は行き当たりばったりの旅を続け、無事にホテルに辿り着きましたが・・・
行くぜ徳島(渦潮)ふたり旅 2日目(前編) - 働けおっさんブロガー
ホテルのベッドで嫁さんとひと悶着
ホテルの部屋で地元(鳴門)高校の体育祭を見ながらお酒を楽しんでいると、気がつけば嫁さんは先に寝ていました。
その日の部屋は、お世辞にも広いとはいえるものではなく、ベッドも1つしかない(ダブルってやつ?)タイプの部屋です。
多少ワイルドな寝ぞうとサウンドフルなイビキを放つ自分は、嫁さんからすると「一緒に寝ると困る相手」なのですが、今夜の場合は嫁さんがホテルを予約したわけで、ベッドがひとつなのは仕方がありません。
自分としては「せめて嫁さんが先に寝ていることが救い」だったのですが、酔った自分は困った行動を起こします。
判明したのは翌朝のことですが、そのときベッドに入った自分はひとつしかない掛け布団を嫁さんから奪い取り、それを引き寄せようとする嫁さんの力に反発して、布団を足で挟み込んでがっちりキープしていたようです。
寒さに弱い嫁さんは困り果て、ホテルで用意されていた浴衣の上に着る羽織(丹前?どてら?)を着て、それでも寒いからもう一着の羽織を足から履いて、さらにバスタオルを持ってきて体に巻きつけ、無事に夜を乗り切ったそうです。
「危うく遭難するところだった・・・」と、嫁さんに言われました。
朝一番のバスで大阪に帰るはずが・・・
2日目の朝、多少お酒は残っていますが、朝風呂に入ってスッキリ万全です。
昨夜嫁さんと作戦会議を済ませており、渦潮を見る目的は達成されたし、ホテルに朝食も頼んでいないので、朝一番の路線バスに乗り、そこから高速バスに乗り継いで自宅(大阪)を目指すことになっていました。
しかし、ここにはひとつ予定変更があり、本来は神戸にある動物園(神戸どうぶつ王国)に立ち寄るはずでしたが、それには梅田(大阪)行きの高速バスではなく、三ノ宮(神戸)行きの高速バスに乗る必要があり、それに乗るには1時間ほど待つことになる(はず)とのことでした。
動物園は嫁さんの希望であり、自分としては1時間くらい大丈夫だと言ったのですが、三ノ宮(詳しくはポートアイランド)ならいつでも行けるから、また今度の機会に・・・と言い張るので、ここは無理せず了承していました。(女心がわかっていない?)
高速バスでうれしいアクシデント発生
ホテルの送迎車で路線バスのバス停まで行き、そこから路線バスに揺られて高速バスの乗り場に着いて、旅は順調に進みます。
しかし、ここでひとつ目のアクシデントが起こります。というのは高速バスセンターでのチケットを買おうとすると、残り座席数が少ないから、ここでは発券できないのでドライバーに現金を払って乗ってほしいとのこと、「え?じゃあ、もしかして乗れないかも?」そんなつぶやきに苦笑いするしかない係りのお姉さんを尻目に、とりあえず高速バスの乗り場に向います。
ここで地上から上を走る高速道路まで登らないといけないのですが、ここでは「すろっぴー」という、無料で利用できるスロープカーで行けるので楽チンです。
(わかりにくい画像で申し訳ない・・・)
で、ここで一緒に乗るサラリーマンを見て思い出したのが、「今日は月曜日」ということで、普通の人にとっては仕事の日です。
ちなみに嫁さんも会社員なので、仕事の日なのですが、この日は『誕生月に取れる休み』を利用しており、やましいこと(?)はありません。
自分の場合は『会社勤めを辞めた人』なので、やっぱり多少は罪悪感というか申し訳ない気もしますが、それ以上に「会社を辞めたからこそ、こうやって嫁さんと旅に出れる」と思っています。
そんなことを考えているうちにすろっぴーは動き出し、高速バスの乗り場に着きますが、すでにそこにバスが着いています。
バスのチケットを持たない自分たちは、慌ててバスの前に立つドライバーに近寄り席が空いているか確認を・・・って、アレ?行き先が『梅田(大阪)』ではなく『三ノ宮(神戸)』になっている。
ここでふたつ目のうれしいアクシデント発生です。
嫁さんがどのように調べたかはわかりませんが、朝一番の路線バスに乗っても三ノ宮(神戸)行きの高速バスには間に合わず、それで次の便となると1時間の待ち時間が発生するという計算のはずでしたが、目の前には間違いなく『三ノ宮(神戸)』行きのバスがあります。
ドライバーに確認すると席は空いていて、このまま乗れば、嫁さんの本来の目当てであった動物園に行くことができます。「どうしよう?」と戸惑う嫁さんに「行こう!」とかっこよくキメて、バスに乗り込むことにしました。
しかし、これってさっきの高速バスセンターで梅田(大阪)行きのチケットを買っていたら変更は難しかったわけで、あとは三ノ宮(神戸)行きのバスが遅れたか嫁さんの計算違いが起きたおかげで乗れるようになったわけです。
そんな2つのアクシデントが重なって、帰宅する予定が変わり(というか元通りになり)、一路神戸に向うことになりました。
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三ノ宮で朝食を
そこから一時間ちょいで三ノ宮(大阪)に到着し、とりあえず朝ゴハンを食べることにします。
梅田と三宮はそれほど遠いわけではありませんが、ほとんど訪れることがないので、何となく新鮮で、しかも前述したとおりの月曜日ですから周りは会社へ向うサラリーマンで溢れており、「みんなが忙しそうにしている中、これから動物園に行くんだぜ~」という優越感にも浸れます。
そして辿り着いた先はモスバーガー。
モリモリ食べて、動物園に備えます。
ポートライナーで動物園へ
神戸の海を埋め立てて出来たのがポートアイランドで、そこにあったのがポートピアランド、その跡地に出来たのが『神戸どうぶつ王国』らしいです。
先にポートアイランドに触れておくと、惜しくも2006年に閉園となりましたが、なかなか過激な乗り物(コースター)がある遊園地として、当時は神戸だけでなく、近隣他府県に住むヤング(若者)たちにも有名なデートスポットでした。
自分が好きだったのは急降下や建物の中を疾走するBMR(ババリアン・マウンテン・レールロード)と、レールのないコースターのミュンヘン・アウトバーンでした。特に後者は急流すべりと同じ座り方でしたので密着度が非常に高く、 これに女子と乗りたがる男子=イチャイチャしたがるエロ、という図式が出来上がるシロモノでした。
ローラーコースターマニアック! ミュンヘンアウトバーン / 神戸ポートピアランド
以上、ただただ懐かしいお話でした。
で、その跡地にできた『神戸どうぶつ王国』に到着し、早速動物に触れ合います。
モルモット。この後、わりと真面目に飼うことを考える。
猫。
犬と猫が放たれている部屋があり、そこに人間が入っていって触れ合うことができるのですが、途中で犬と猫の休憩時間があり、その間は人間が入れない仕組みとなっています。
その間、外からは部屋の中が見れるようになっているのですが、先ほどの人間が入れるときはちっとも動かない犬やネコが、休憩時間になったらはしゃいだ様子で走り回っているのが印象的で、やっぱり多くの人間に触れられるのはストレスになるのかなぁ~なんて、ウラの世界を想像していました。
ハシビロコウ。
嫁さんのお目当てなので、コイツをじっくり見ることにしました。
といっても普段はほとんど動かないそうで、じっとしているのかと思いきや・・・
羽ばたいた!
この『神戸どうぶつ王国』について何も調べずにやってきましたが、かなりの広さにたくさんの動物がいて、人間みたいな歯のバクや、木の高いところに登るクマ、サービス精神旺盛なピューマ、意外と大きいオオカミ、唾が怖いアルパカ、意外と動き回るゾウガメ、牧羊犬に歯向かうヒツジ、噂通り凶暴そうなレッサーパンダ、オマエ誰?のビントロングなどを見ることができます。
ただ、最後にひとつ注意しておくことは、ラクダとウマに乗れるイベントがありますが、体重制限がありますのでご注意を!
(全く乗る気はないけれど、あと10kgもダイエットしないと乗れないとわかると、何となく悲しくなる・・・)
神戸どうぶつ王国の詳しい情報は、下記のURLをご確認ください。
旅は終わりいつもの生活へ
というわけで、渦潮を見たかった旦那とハシビロコウを見たかった嫁さん、2つの目的が一気に叶えられた旅はここでおしまいです。
この後は普通に自宅に帰って、自分はおもむろにPCの前に座ってプロレスゲームの動画の編集を始め、嫁さんはのんびりTVを観てくつろぎ、普段の生活に、あっという間に戻りました。
これまでもそうですが、やっぱり会社を辞めたからこんな行き当たりばったりな旅も許されるわけで、仕事を続けていたら旅どころか休みすらままならない状態だったでしょうから、それでよし!としましょう。
次の予定は全くありませんが、きっと、そのうち嫁さんが「旅行に行きたい病」でウズウズし始めると思うので、それまでノンビリ待つことにします。
最後までお読み頂きありがとうございます。
でわ、股!!
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