だったら「仕事」やめちゃえばぁ…!?: みんな知らないたった1つの本当の人生のつくり方
- 作者: 麻雅八世
- 出版社/メーカー: 合同フォレスト
- 発売日: 2016/03/07
- メディア: 単行本
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これを読んで退職を決めたわけではありませんが、退職を考えるには最適でした。
普段、本を読み漁っているわけではありませんが自分なりの感想を書いてみます。
もうね、ベタ過ぎる意見で恥ずかしいんですがこの本はとにかく読みやすいんです。そして書いてあることもどこかで聞いたことがあるような内容です。なんですが、なぜか説得力があるというか優しさにあふれていて読むのに肩に力が入らなくて何度も読み返せます。
本文には人間の思い込みは怖いもので考えていることが現実されると書かれていて、人間の頭には世の中は甘くないと植えつけられているのだと。
「一度きりの人生なんだから、好きなことをしたほうがいい」って言葉。きみも誰かにいわれたことがあるんじゃないかな。
でも、そのたびに、こう思ったんじゃない?
「確かにそうだけど、好きなことして生きていけるほど、世の中そんなに甘くはないよ」と。
そこで筆者はこう唱えています。考え方を変えることで行動が変わり、行動が変われば結果が変わると。だから何か行動を起こすべきで、成功するまで行動し続ければ良いのだと。
たとえば、「会社を辞めたら生きていけない」という考え方を、「会社を辞めてもいきていける」に変えてみる。さっきの「世の中そんなに甘くない」もそう。「世の中は甘い」に変えてみる。
そして、 こんなことも書いてあります。
貧乏人思考「どうして〇〇できないんだろう?」と考える。
成功者思考「どうしたら〇〇できるんだろう?」と考える。
もちろん世の中には実際にやってみたら失敗した人がいて、その人が「世の中は甘くないよ」と言っています。けど逆に成功している人もいて「そんなことないよ世の中甘いよ」と言っています。当たり前ですが成功する人は言うだけの努力をしてきているのでしょう。
ただ、ふと自分に置き換えて考えてみると家を買うことも結婚することも経験していますが、10年後20年後にどうなっているかなんて誰にもわからないことを決心して行動しています。「結婚という墓場行き」とか「家のローンで会社の奴隷に」(古い)とか言われてましたけど、20年たったいま嫁とはそれなりに仲良しで家のローンは完済しています。そんなもんですかね。
自分がこの本がいいなと思うのが商材の押し売りやメルマガの登録やサイトの宣伝は皆無で、具体的な商法を書かずに思考とヒントだけに徹しているところです。タイトルにつられて読んでみたら結局は宣伝かい!って本は結構あると思うんですけど、これはそれがありませんので好感が持てました。