どうも、マスクド・ニシオカです。
左とん平さんがお亡くなりになられました。
1970年代の大ヒットドラマ「時間ですよ」や「寺内貫太郎一家」で人気を博し、名バイプレーヤーとして知られた俳優の左とん平(ひだり・とんぺい、本名肥田木通弘=ひだき・みちひろ)さんが24日午後3時、心不全のため都内の病院で死去した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180225-00000000-spnannex-ent
先日も、大杉漣さんという名バイプレイヤーが急逝したことを書いたばかりです。
個人的にはトップスターと呼ばれる光り輝く人よりも、脇役として泥臭く存在する人の方が好きなので、こういう人がいなくなると、誰がその代わりをできるだろう?と思ってしまいます。
もうだいぶ前の話ですが、同じことを成田三樹夫さんが亡くなったときも、同じことを思ったなぁ~と回想しながら、左とん平さんのことを書いてみます。
左とん平といえばヘイ・ユウ・ブルース
名バイプレイヤーとして有名だった左さんですが、自分の中の左とん平さんの一番の思い出は、「ヘイ・ユウ・ブルース」です。
- アーティスト: 左とん平,郷伍郎,大野真澄,里吉しげみ,深町純,村岡健
- 出版社/メーカー: アルファレコード
- 発売日: 1995/01/25
- メディア: CD
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この曲との出会いはいつだったか忘れましたが、自分にとっての左とん平=ヘイ・ユウ・ブルースであり、まだガキだった当時は歌詞の意味もわからずに「なんかカッコイイ」くらいにしか思っていませんでしたが、おっさんになってじっくり歌詞を見ると、なんだか沁みるのです。
世の中はすりばち 俺はすりこぎ
歌詞を適当に抜粋して並べてみました。
世の中すりばちだよ
いつの間にか俺はすりこぎだよ
俺はすりこぎにされちまったんだよ
くたびれてひとりぼっちのすりこぎだよ
俺をすりこぎにしちまったやつ
そいつは誰だ 誰だ 誰なんだ
拾う神あれば捨てる神ありとでもいうのか
すり減っちまって短くなったすりこぎを 誰が拾うもんか
すりこぎは働けば働くほど すり減るんだよ
すり減ってみそをつけてしんじまうんだ
おまえもいつかすりこぎになるぞ
俺はやだ 俺はやだ
「おまえもいつかすりこぎになるぞ」の部分がどうしても耳に残りますね。
自分が死んでも残るもの
残念ながら左とん平さんは亡くなられましたが、自分の中には「ヘイ・ユウ・ブルース」が残りました。
確かに左さんも、すりこぎとしてすり減ってみそをつけてしんでしまったのでしょうが、それでもすりこぎとして存在した証明を世に残すことができました。
大杉漣さんの急逝にも書きましたが、自分にはこのような素晴らしい作品を残すことができないかもしれませんが、せっかくブログで文章を書いて、YouTubeに動画を上げて、それらが自分が死んでも残るはずですので、せめて自分があの世で胸を張れる作品を作りたいと思います。
左とん平さん。
どうか、安らかにお休みください。
でわ、また!!
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