
長年、スイミングスクールでコーチの仕事をしてきました。
といっても、オリンピックを目指す選手を育てる凄いコーチではなく、普通の子どもを教える普通のコーチです。
なので、教えてきた子どものほとんどが普通に泳げるようになって水泳人生を終えるのですが、長年やってきたおかげで教えた子どもの数だけは多く、たったひとりだけですが、日本一を決める大会の、しかも決勝に残るという、子どもが現れました。
彼を担当したのは、もう10年以上前。
まだ5歳でプールに足が届かなかった彼は、進級テストで200m個人メドレーを5分以内で泳がねばならず、他のコーチからは「さすがに無理・・・」と言われていましたが、普段の練習を見ていた自分は「いけるかも?」と思っていました。
いざテストが始まり、プールサイドから必死に声をかけ続け、見事に彼は5分を切り、当時の1番上の級に合格しました。
それから、約10年。
昨日まで行われていた競泳日本選手権は、予選からB決勝(9~18位決定戦)はYouTubeでライブ配信されますが、決勝だけはNHKで中継されます。(その間YouTubeは無し)
残念ながら200m個人メドレーはB決勝でしたが、400m個人メドレーは決勝に残り、TVで応援することが出来ます。
すっかり大きくなった彼ですが、顔はあのときのまま。
残念ながら表彰台とはいきませんでしたが、距離が倍の400m個人メドレーでも5分を軽く切るタイムで泳ぎ切りました。(ちなみに、5分を切るのがやっとだった200m個人メドレーは2分ちょっとで泳ぎました)
その泳ぎを見て、もう普通のコーチからは何のアドバイスも出来ないくらい、立派でした。
決勝レースが始まる前、一緒にTVを観る嫁さんに言いました。
「もし表彰台に乗ったら、今日は祝勝会で飲む!」
残念ながら今回はお預けとなりましたが、いつか美酒に酔う日を楽しみにしたいと思います。
でわ、股!!