今年に入ってすぐ、嫁さんが言いました。
「あの本屋さん、今月末で閉店やって」
これまで何度かお世話になった、少し大きめの本屋さんの入り口に、閉店を知らせる貼り紙が貼ってあったそうです。
数日後、珍しくお昼ゴハンを外で食べた後、その本屋さんに行きました。
特に欲しい本があるわけではないですが、これまで何度かお世話になったお礼として、最後に何か買うことがお礼になる?と考えたからです。
本屋さんに着いて、嫁さんは趣味のコーナー、自分は漫画のコーナーを物色。
といっても特に欲しい漫画はないので、さーっと流す感じで見て他のコーナーに移ろうと思ったら、この漫画が目に留まりました。
『ダンジョン飯』
ダンジョンに巣くう魔物を倒し、それを料理して食べてしまおう!という内容の漫画で、ブログ仲間のコバさんほどではありませんが、ウィザードリーやブラックオニキスでダンジョンに籠っていた人間としては、それだけでワクワクします。
あと、これは自分の漫画選びに大事なことでありながら、それを言葉にするのは難しく、シンプルに「好き」としか書けないのですが、とにかく絵の感じが好きなのです。
よし!大人買いだ!閉店する本屋さんへのはなむけだ!
そう思ったのですが、平置きされた漫画の最後に2冊分のスペースがある事に気になり、スマホで調べてみると全14巻で完結しているのが、置いてあるのは12巻まで。
そんなことをしているとき、嫁さんが趣味のコーナーからやって来ました。
「なんかあった?」
そう聞かれたので事の経緯を説明し、全14巻の内12巻までしかなく、その在庫があるなら全部買おうと思っている、と話したら・・・
「えええええ~」
「お金あるの?私はないよ?」
「そんなに買ってどこに置くの?」
もちろん嫁さんの言い分はごもっともで、というか頭が上がらないだけなのですが、もしかするとこんな理由の積み重ねで街の本屋さんが潰れていたりして?なんて思ったのでした。
ちなみに、在庫はありませんでした。
でわ、股!!